保育施設の事例

施設名: 幼稚園

幼稚園幼稚園教諭女性

対応者

対応者

対応者 幼稚園教諭

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男の子

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トラブルが起きた背景

T君とTちゃんが年少の頃のことです。
2人はクラスも同じで延長保育も利用していました。
T君は少し落ち着きがないところがあり、人とコミュニケーションを取るのが苦手なタイプでした。
当時診断はついていませんでしたが、発達障害の疑いがあったかもしれません。室内遊びの中2人は別の遊びをしていたのですが、ふとT君がTちゃんのおもちゃが気になり勝手に取ろうとしました。
もちろんTちゃんはやだ、やめて!と言ったのですが、T君は納得がいかず無理に取ろうとしました。
そのため、Tちゃんは逃げたのですがT君がしつこく追い掛け回し面白がっていました。室内と言うこともあり危ないのでさすがに止めに入り2人から話を聞きました。一部始終を見ていたので、それぞれの気持ちを聞きながらT君には諭しました。
しかしT君は何が良くなかったのか、追い掛け回すのが楽しくなってしまい、おもちゃを貸して欲しいと言うことも忘れてしまっていました。
意思疎通がなかなか難しいので一つ一つ丁寧にどうしたかったのか、何が良くなかったか、Tちゃんは嫌がっていた事等を話しました。
Tちゃんもごめんねをしてもらい納得し、遊びに戻ることができました。
T君はそもそもおもちゃを本当に欲しくはなかった、追い掛け回すのが楽しくなってしまった、良くなかったことが何かわからない等少し逸れたところに気持ちが行ってしまっていました。
T君の場合は人とコミュニケーションを取ることが難しかったので、少し対応にも工夫が必要でした。

対応者の中での対応

2人の気持ちを聞いたうえで、Tちゃんには納得して元の遊びに戻れたことです。
T君に対しては、少し時間を掛けて個別に丁寧に話し合いをしました。みんながいるところだと気が散ってしまいがちなので、クラスの少し端の方で個別対応をしました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

年少のおもちゃの貸し借りのトラブルはとても多いと思います。
言葉で上手く相手に気持ちを伝えられない年齢でもあったり、解決策をどうしたら良いか見つけられずトラブルが多くあったりもします。
今回の場合、T君が少し特殊であったため対応に一工夫必要でした。
T君に関わらず個別で話し合った方が落ち着いて話ができたり、良いこと悪いことはしっかりわかってもらうため、相手の気持ちをわかってもらうためにも2人と話し合うことは大切だと思います。
年少で幼いので先生の仲介は多いですが、成長とともに子ども達だけで解決していけるので、見守りながら過ごして欲しいと思います。

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