保育施設の事例

施設名: 幼稚園

幼稚園幼稚園教諭女性

対応者

対応者

対応者 幼稚園教諭

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

いつもブランドものの洋服を着てくるAちゃん。
砂場遊びをすることが大好きでいつも特定のお友達と遊んでいました。
ある日、砂場で遊んでいるAちゃんが悲しげな顔をしている姿を見つけたので声をかけると服を指さし、3㎝程の穴が空いていることが分かりました。
なぜ服に穴が空いたのか問うと、ほつれた糸がプラスチック製のスコップに引っ掛かりそのままスコップを引っ張ってしまい穴が空いてしまったとのことでした。
Aちゃんが話してくれたことを素直に保護者に伝えるべきだと思い、迎えの時間になりAちゃんの保護者のSさんにこの旨を伝えるとSさん自身お気に入りの洋服でもあり、悲しんでおり、事前に防ぐことはできなかったのかと問い詰められました。
確かに、その場面で一緒に遊んでいれば防ぐことはできたが全ての子どもたちと常に遊んでいるわけではないので予防することは難しく、子どもはどのような行動をとるか予測不可能な部分もあるので、謝罪をした上でこのようなことは今後もあり得るので破れても気にならない洋服を着用してくるように伝えました。
Sさんは納得して下さり、次の日からAちゃんはブランドものの服ではなく、皆と同じような子供らしい服を着てくるようになりました。

対応者の中での対応

一度謝罪をした上で、受け入れてもらえるように提案したことは良かったと思います。
しかしこのような状況になることは予測できたので、毎日ブランドものの服を着ていることを把握している時点で、破損してもいいような服を着てくるよう事前に提案しておけば良かったと思いました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

保護者の好みの物を子どもに身に着けさせることや、子どもに幼稚園を頑張ってもらうために子どものお気に入りのものを身に着けさせる方は多くいらっしゃり、それは悪いことではありません。しかし、限られた人数体制の中で予測不可能な行動をする子供たちをお世話しているので細かな部分まで目を行き届かせることは難しいことばかりです。
なので、子どもたちの持参物や着用物品を見た時に他の子どもとは変わったものを持参していたり、身に着けていることに気づいたら危険なことはないか少し立ち止まって考えてみると良いと思います。
保護者の方は自分の子どもしか見ていない可能性も高いのでそれが普通、当たり前と思っている可能性もあります。気づいたことがあれば何かが起こる前に保護者に伝え、可能な範囲内で他の物に変更してもらうと良いと思います。

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