保育施設の事例

施設名: 幼稚園

幼稚園幼稚園教諭男の子

対応者

対応者

対応者 幼稚園教諭

対応者 女性

お相手

対応者

性別 男の子

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トラブルが起きた背景

主に園庭や少し死角になるような場所でR君がK君やY君に追いかけられたり、嫌な事をされているとR君のお母さんから相談を受けました。
男子の力関係的にK君Y君の方がボス的存在でR君はそこに張り合っているような感じで、嫌がっているというよりも、自分から張り合いに行っているように見えました。
泣かされたり、嫌な事をされたと助けを求めるでもなく、追いかけられたというよりも鬼ごっこのようにR君も笑顔でした。保護者からの相談をしっかりと聞き、園での様子を伝えると「先生には言えないだけなんです。家で泣くんです」と強く言われました。
謝罪して、死角が多少出来てしまう位置もあったのでそこをなくして、気をつけて見て行く事と、子ども達に話を聞く事を伝えました。
R君は繊細な子でしたが、自分の意見も言える快活な子でした。
子ども達に個別に話を聞いても誤魔化しもあるかもしれませんが、意地悪をしている・されていると言うわけでもないようでした。R君のお母さんは何度も相談に来られ、次第に私自身を強く批判して、K君Y君のお母さん、園長先生も加えての話になりましたが、収まりそうにありませんでした。
子ども達の様子をかなり気を付けて見ていましたが、家では泣いてると言われてしまい、根が深い物を感じて園長、主任とも合わせて何度も何度もR君のお母さんと話合いをしました。
話を聞くうちにR君のご家庭の不調和がわかりました。
R君自身もお母さんも不安定だったのだと思います。この何度も行われた話し合いの中で保護者同士交流を持ってくださり、少しずつ時間の経過と共に収拾されました。

対応者の中での対応

一人で抱え込まなかったのがよかった点です。1保育者が解決出来る・口出し出来る域の問題ではなかったのです。
ただその中でもしっかり子ども達を見守りコミニケーションを図り、教師で連携を取り、保護者と丁寧に話をしたことは良かったと思います。
悪かった点は、線引きです。保育相談以上の事を出来なくても仕方なかったと、心の割り切りが必要でした。保護者と丁寧に話す事は大事ですが、もう少し割り切りが必要だったと思います。園長先生、主任に防波堤になってもらうべきだったと、今なら思えます。

今後同じ事例が起きた時の対処法

とにかく話を最初にしっかり聞いて、謝るべき所は謝り、対応を示す事は大事です。
子ども達にも話を聞き、聞き取りや現状・相談内容を上司に報告して必要ならば保護者との話し合いに入ってもらってください。このケースのように実は根の位置が保育上の事ではない場合もあります。若い先生では対応しきれないような事もあるかもしれません。
保育者が病む必要はありません。周りの方に意見を聞いたり助けの手を借りて乗り越えてくださいね。

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