保育施設の事例
施設名: 幼稚園
幼稚園幼稚園教諭女性
対応者
対応者 幼稚園教諭
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女の子
トラブルが起きた背景
幼稚園へは、お家のおもちゃの持ち込みは禁止されていたものの、カバンにつけるキーホルダーならOKだった。
Mちゃんはお気に入りのぬいぐるみ付きキーホルダーをつけて登園していて、可愛らしいそれはクラスの皆も一目置いていた。
だがある時チェーンの先のぬいぐるみだけなくなっていた。Mちゃんは園のお友達がとったんだと言いこちらに取り返すように主張した。しかしそうは思えなかったため他の先生にも手伝ってもらい、園庭や遊戯室など隅々まで探した。
それでも見つからなかったことをMちゃんに伝えると、やはり○○ちゃんがとったのかもしれないと泣き出した。誰かがとっただなんて先生は思えないけれど、本当になくしたくないものなら園に持ってくるべきではなかったと諭した。暫くは○○ちゃんと話したくないと言っていたが、代わりに折り紙を可愛く折って渡してあげると機嫌を直した。
対応者の中での対応
クラスの皆がキーホルダーのぬいぐるみで騒いでいる時点で、Mちゃんに注意すべきだった。
取った取らないの話は大きくなりやすいため、先生との話だけでおさめられて良かった。
今後同じ事例が起きた時の対処法
子供は悪気がなくても、お気に入りのものをなくすと簡単に誰々が持っていったのかもしれないと言うものだ。その可能性が限りなく低い場合には、話を鵜呑みにせず探してあげるのが良い。
考えなしに一緒になって疑ってしまうと、どんなことでも人を疑う子に育ってしまうこともある。
また先生の言っていることを信用してもらうためには、なくしものを一生懸命探してあげることも効果的だ。それによって子供は疑うことよりもなくしたものが見つかることのほうが大事なんだと認識してくれる。
そして見つかった場合にもそうでない場合にも、今後のためになくしたくないものは園に持ってくるべきでないことを伝えておくことも忘れずに。トラブルを未然に防ぐことに役立つ。