保育施設の事例

施設名: 幼稚園

幼稚園幼稚園教諭男の子

対応者

対応者

対応者 幼稚園教諭

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Kくんが登園後、連絡帳を見ると「足に水ぶくれができ、数時間ごとに薬を塗り直してガーゼを張り替えなくてはいけないので、給食のあとに交換よろしくお願いします。」とあり塗り薬とガーゼなどが一緒に入っていました。
勤めていた幼稚園では、風邪薬など医院で処方された飲み薬を食後に飲ませるなどはOKだったのですが、今回のようなケガの治療、いわゆる医療行為はしないという方針でした。しかし「先生にガーゼ交換してもらってね」と言われていたKくんは、交換してもらうべく自分でガーゼをはがしてしまい、今回だけ特別に(仕方なく)薬を塗りガーゼを張り替えてあげました。その後連絡帳に「園での医療行為は感染性のある場合があるため行うことができない」「Kくんが自分でガーゼをはがしてしまったため、今日は特別に処置したが明日からはお断りしたい」と連絡帳に記入しKくんは園のバスで帰宅。
すると保護者Tさんから園に電話があり「園でガーゼひとつも交換してもらえないなんて!」と苦情が。「園にいる間は治療ができないということは悪化しても仕方ないということですか!?」と言われたのですが、このお母さんは専業主婦で家にいる方だったため「Kくんの水ぶくれの状態が良くなるまで、給食の時間の後にお迎えに来ていただきおうちでガーゼ交換・様子見をするのはいかがでしょうか?」と提案。遊んでいる間にガーゼがはがれてしまったり、患部に刺激がないとも限らないのでと付け足しました。
お母さんは不服なようでしたが、その後園長が電話を替わり渋々了解してくれ解決しました。

対応者の中での対応

単純に園での医療行為を行っておりませんということだけを主張したのではなく、Kくんのケガの状態が悪化することを心配したうえでの提案ができたのではないかと思う。

今後同じ事例が起きた時の対処法

おうちでお母さんがやっていることすべてを園で対応できるとは限りません。
この件についてもできれば対応してあげたいという気持ちはありますが、水ぶくれは感染性があったりすることもあるそうで、たくさんの子どもが同じ空間で過ごす園内ではできれば対応したくないというのが本音です。「他の子どもにうつると悪いのでできません」と言いたいところですが、理由を直接的に伝えるより、あくまでお子さんのことを心配してというニュアンスでお断りすることが大事だなと思います。
理屈で言われるより、自分のかわいい子どもをちゃんと心配してくれている、子どもにとって最善の方法を提示してくれていると感じてもらえるような対応をすることで、大きなトラブルに発展する前に善処できるのではと考えます。

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