保育施設の事例
施設名: 幼稚園
幼稚園幼稚園教諭女性
対応者
対応者 幼稚園教諭
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男の子
トラブルが起きた背景
Dくんは多動性障害のある男の子です。まだ入園して間もなくでした。幼稚園の規模は小さく1人担任で補佐の先生は1人で、いろいろなクラスをまわっていました。
Dくんは1日の中でわずかな時間しか座っていられず、遊びはじめてしまったり、上履きのまま外に逃げ出してしまったりすることばかりでした。
クラスは20人程度でしたが、1人の子が動くとみんなが動きだしたくなってしまうので落ち着かなかったです。やはり多動性障害の子にはいくら強制しても仕方ないので、目だけ見て他の子には動きまわったら注意をしていました。
しかし障害の事を他の子には伝えていなかったこと、他の保護者には伝わっていなかったことにより、あの子にはなぜ注意をしないのか、なぜその子は注意をせず我が子だけが怒られるのかと話し合いになりました。事情を話して納得してもらいました。
対応者の中での対応
多動性障害の子についての知識が少なかったので、その子への指導方法や周りの子への勉強をもっとしておくべきだったと思います。そうすればたいしたトラブルではなく、その子への不満が他の保護者からでることはなかったと思います。しっかり周りの子にその子はどういう子なのか、歩きまわっているときに他の子はどうしたら良かったのか、しっかり伝えておけば良かったと思います。
幼稚園側にもその子の補佐がなく1人で担任は無理なことをしっかり伝え、手伝いをしてもらえる人を手配してもらえば良かったのかと思います。Dくんの保護者にもその旨を皆さんに話していいか確認し、保護者会などで伝えた方が良かったのかと思います。