保育施設の事例

施設名: 幼稚園

幼稚園幼稚園教諭女性

対応者

対応者

対応者 幼稚園教諭

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

保育終了後、保護者Sさんから電話がかかってきます。事務員が取ると、とにかく私の名前を出し電話を代わってくれの一点張りだと言うことで、担任でもないクラスの保護者でしたが電話に出ることにしました。
前年度は保護者Sさんのお子さんの担任だったので、知っている保護者ということもあって軽い気持ちで電話に出ると、相手は最初から興奮している様子でした。私は知っている、お前はうちの夫と不倫しているだろうと頭ごなしに怒鳴られました。
あまりに突然のことに唖然としてしまいましたが、そんなことはしていないと事実を話しても全く聞き入れてくれません。ひたすらすごい剣幕で不倫の事実を認めろとすごんで来る相手に、電話口でどんなに否定しても分かってくれない状態が続き、私は泣き出してしまいました。
見兼ねた主任が自分が担任だからと電話を代わってくれました。主任はなんとかその場では穏便に電話を切り、すぐさま保護者Sさんと面談すると言って家庭訪問に出かけて行きました。
主任が家庭訪問に行っている間、園では詳細を園長から聞き取りされる私でしたが、全く身に覚えがなくどうして保護者Sさんがそのようなことを言い始めたのか見当もつきませんでした。
主任が出かけて4時間が経ち、遅いから今日は直帰するからと園に電話連絡がありました。
翌朝園長と2人で主任から話を聞きましたが、どうやら保護者Sさんはだいぶ前から精神的に不安定だったということ。今年度担任なので主任はだいぶ前からそれに気付いてフォローしてきていたところだった、とのことでした。
保護者Sさんの妄想にすぎないのだから気にしないようにと言ってもらい、誤解が解け園長からも暖かい言葉をかけてもらいました。保護者Sさん夫婦は再婚でしたが、再婚した若い夫は女好きでよそに女を作るようになったそうです。
夫の浮気を疑って暮らしていたところに、頻繁に幼稚園へのお迎えに行きたがるようになった夫を見て、先生と不倫しているのではと疑い出した保護者Sさん。私に電話したきっかけは、その日の幼稚園のお迎えに行った夫が帰宅すると「今日もK先生はかわいかった」と感想を漏らしたことだと主任は言いました。
夫が一方的に他クラスの担任である私を眺めていたにすぎませんが、前から色々疑っていた保護者Sさんは、その日の夫の言葉で不倫相手は私だと確信し電話をかけてきたというのでした。
電話で不倫を認めろと言われても、事実と異なるのでそのようなことはしていないと答えることしかできません。一方的に決めつけて話している保護者Sさんの話を、辛い気持ちで聞いてあげては否定するを繰り返すだけで押し問答でした。
主任が電話を代わってくれて少し落ち着いた様子の保護者Sさんでしたが、主任がすぐに保護者Sさんを訪ねて話し合い、事実と異なると説明してくれて助かりました。主任は上司ですが、私に5年以上交際し続けている相手がいることを知っていたのも大きかったと思います。
私が直接保護者Sさんとやりとりしても意味が無く、解決には導けなかったことだと思います。
担任でもある主任が責任を持って解決してくれたと言っても過言ではありません。

対応者の中での対応

聞いたこともないようなトラブルに突然巻き込まれ、どうしたらいいのかが全くわかりませんでした。
主任が自主的に代わって対応してくれましたが、こちらの話が全く通じない状態で電話をし続けることは無意味で、泣き出す前に主任や園長に代わってもらえば良かったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

不倫疑惑だけでなくどんな内容であれ、激高している相手に何か言い返すのは火に油を注ぐことになるので、まず相手の言い分を一通り否定せずに聞くことだと思います。
相手が言いたいことを全部吐き出し一段落した際に、さらっと事実ではないことを伝えたり、対応を主任や園長に代わることを提案したいと思います。
一人で真面目に向き合おうとしても時間と労力がかかるだけなので、抱え込まず頼れる人にゆだねることも大事なことだと思いました。

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