保育施設の事例

施設名: 幼稚園

幼稚園幼稚園教諭女性

対応者

対応者

対応者 幼稚園教諭

対応者 女性

お相手

対応者

性別 女性

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トラブルが起きた背景

園庭での自由遊び中に、友達と追いかけっこをしていたhくん。
逃げることに夢中になって前を見ておらず段差につまずいて転倒、地面に顔をぶつけ、右眉毛下を1cm程切ってしまった。
大声で泣いたので脳への障害は心配せず、ひとまず顔を洗い切り傷を消毒した。
さほど血は出なかったが、かまいたちの様になっていると見えたので、外科へ連れていき、縫ってもらった。保護者へはすぐに連絡し、病院で合流、処置後連れて帰ってもらった。本人は少し沈んでいたが、まだ園で遊びたい様子が見られるほど元気なようだった。
園で起きた事故であるのでまずは謝罪をした。
まだ年少児であったので、本人の危険察知能力をサポートできるように、しっかり見守るべきであったこと、心配をかけてしまい申し訳なかったことを謝罪した。
保護者は怪我をしたことに関しては、本人の不注意であり仕方のないこととして受け止めてくださったが、病院は外科ではなく、整形外科か、形成外科へ連れていって欲しかった、連れていく医者は相談して欲しかったとご立腹であった。(その方が、傷の跡が残らないようにうまく縫合してくれるようだ。)
経験の浅かった担任の私はもちろん、園としてもそのような怪我は今までも外科へ連れていっており、迅速な対応を心掛けたつもりだったが、傷の跡の残りかたまでは気が回らなかった。無知であったことは謝罪をしたが、医者への問い合わせわしたところ、さほど変わらないとの返答があった。
その事は怒りを再度買うようであえて保護者には伝えなかったが、月日が経ち、卒園する頃には傷はほとんど残らず消えていた。
保護者からもそれ以降何か言われることはなかった。

対応者の中での対応

怪我への迅速な対応が出来たことはよかったが、確かにそのこどもの将来を考えれば、跡が残りにくい方がよいのは確かだ。
医者の見解も含め、今回の事は園内職員で共有し、病院へ連れていく際は、いのちに関わる緊急を覗き、保護者へ受信予定科を確認してもいいのではないか、との共通認識を持つようにした。

今後同じ事例が起きた時の対処法

やはり怪我への迅速な対応は大切であるので、近くに居合わせた保育者同士協力し、その時にこどもにとって最善の手を尽くせるように心掛けたい。
また、保護者にもさまざまな考え方があること、大事なお子さんを預かっていることを再認識し、可能な場合は受診を保護者へ相談したりするのも1つの手ではないかと思う。
かといって、保護者に依存しすぎてしまうようでは本末転倒なので、園としての考えや対応はしっかり伝えていくようにしたい。

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