保育施設の事例

施設名: 幼稚園

幼稚園幼稚園教諭男の子

対応者

対応者

対応者 幼稚園教諭

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

始業式での担任発表に私は5歳児担任として紹介されました。その時、保護者席から「えー!」という声がしその先にはNさんがいました。
始業式の日は入園式のような流れで親子で登園、クラスで担任対親子で挨拶がありその後は降園になります。Nさんは降園後私にいろいろとプライベートなことまで質問すると帰っていきました。
ここまで露骨にあることないことを噂されたことはなかったので最初は悩みましたが、あえてそのNさんに話をしたり何か手を回したりするようなことはしませんでした。
やったことはひたすら子ども達と遊び話を聞き、一人一人が「今日も楽しかった!」と言って幼稚園を帰れるようにしました。また男性保育者がイメージされる運動遊びができる、ダイナミック遊びをしてくれるといったものは積極的に行うようにしました。
1学期の終わりには子ども達が家に帰り、ダンスをしたことや鉄棒や登り棒が上手になったこと、虫について詳しくなったこと、そして先生に優しくしてもらったことを話すようになったようで、噂話からあらぬ疑いをかけられたり電話をもらうことはなくなりました。
T君は私と遊ぶことが楽しく、帰ってからもよく幼稚園の話をしていたそうです。Nさんはあらぬ噂でママさんの中でマウントを取っていくのが難しくなったらしく、2学期になると馴れ馴れしいと感じるほど声をかけてくるようになり、いかにも最初会った時からいい先生だと思っていましたといった風に関わってきます。
どうやらその後保護者同士で集まり、私の知り得た情報からあることないことを話し合っていたようです。
幼稚園がスタートし1か月ほど経ったころ別の子どもが転んでケガをしたので、電話連絡をした際にそのお母さんから思いがけないことを告げられました。その内容は「本当はお遊びに夢中になって、先生が押し倒したんじゃないですか?」という質問と乱暴で怖い先生だという噂が流れてるということであった。そのお母さんも意を決して話をしたんだと思いました。ケガが起きた状況を丁寧に伝え誤解を解けるよう話をしながら、その中から見えてきたのはNさんが男性保育者を悪いイメージで語り、していないことをこれまでの園でやってきていると話がされていたということでした。

対応者の中での対応

保護者は何を言っても粘土のように形を変えて、あーでもないこーでもないと言ってくるものです。
それに残念な話ですが、してもいないことを本当のことのように話してくる方もいます。
ですので難しい親の対応は直接せずに、子どもとの関係作りをしっかり行い子どもに保護者対応をやってもらうのが一番です。

今後同じ事例が起きた時の対処法

とにかくその場は丁寧に穏やかに話を進めて、その出来事を正しく伝えることです。
そして子どもとの関係をしっかり作り、子どもを通して保育者への信頼感を高めていくようにするといいと思います。
また、男性保育者というと性的な面とガサツな部分でマイナスの印象を持たれることが多いので、疑われるようなことはせず逆に運動や遊びでプラスをしっかり見せていければ、何か本当にトラブルが起こった時も保護者がフォローしてくれるようになります。

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