保育施設の事例
施設名: 幼稚園
保護者からの要望を伝達し忘れた事例
対応者
対応者 幼稚園教諭
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男の子
事例・対処法の要点まとめ
登園時に「外遊びはしないでほしい」と保護者から要望があったが伝達を忘れ、トラブルになった。
担任がすぐに謝罪し、その後主任と玄関番をしていた職員で謝罪した。
業務が忙しいときには、保護者からの連絡はメモを取るようにする。
トラブルが起きた背景
朝Pくんが登園した際に、玄関に立っていた幼稚園教諭Yさんに「Pくんは鼻水や咳が出ていて夜もしっかり眠れていないが、母が仕事を休めないので今日は園外での活動はやめてほしい。室内で過ごしてほしい。」と伝えました。
Yさんも了承しましたが、Pくんを部屋に誘導し他の保護者の対応をしているうちに、Pくんが室内で過ごしてほしいということを忘れてしまい担任に伝達しませんでした。
何も知らない担任が降園時に「鼻水が少し出ているが園庭で楽しんでいました」と伝えたことにより、朝伝えていたのに園外で遊んだ事に対し母が苦言を呈しました。
その場で母から説明を受け、状況を知った担任がすぐに謝罪しました。
しかし母の怒りはおさまらず、園長と話したいと申し入れがありました。
園長が一日出張で不在だった為、主任とYさんがともに対応し謝罪しました。
園長に連絡し、翌朝Pくんの母に声をかけて再度謝罪し、受け入れてもらいました。
対応者の中での対応
玄関番は忙しく、次々入れ替えで保護者が入ってきていた為、Pくんの母からの連絡を担任に伝えるのを忘れてしまっていたのが悪かった点です。
良かった点は、Pくんがお迎えの時間まだ退勤していなかった為一緒に謝罪できた点です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
玄関番が忙しいのであれば事前に忘れないように、保護者からの連絡はメモを取るようにするとよかったのではないかと感じます。
もし伝え忘れがあって同じようなクレームがあった場合も、しっかり自分の非を認め謝罪することが大切だと感じました。