保育施設の事例

施設名: 幼稚園

幼稚園幼稚園教諭女の子

対応者

対応者

対応者 幼稚園教諭

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男の子

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トラブルが起きた背景

延長保育で使っているオモチャがなくなることがありました。
普段の幼稚園生活で使っているオモチャと、延長保育で使っているオモチャは分けてありました。なので基本的には混ざることはありません。
今回の件では”レゴブロック””ポケモンの指人形”のオモチャの数が明らかに減っていました。
職員達もこれは明らかに少ない、しかし探しても出てきませんでした。
そんな話をしていたある日、オモチャをポケットに入れている園児の姿がありました。しばらく様子を見てその後どうするのかと気にかけていました。とりあえずその場では声を掛けず職員同士で話し合い、まずは誰と言わず全体に話をすることになりました。
「最近オモチャの数が減っています。もし見つけたら先生に渡してね。」と言う話をしました。
すると翌日に何人からかオモチャを渡されました。朝の迎え入れの時にお母さんから「うちの子が持って帰っちゃったみたいですみません」ということもありました。
昨日の話を聞いて、悪いことをしてしまったんだなという気持ちになって家から持ってきたんだなと思いました。
ある園児に話を聞くと「これで遊びたいのにいつも取られちゃうから」と言うことでした。隠しておきたかったようですが、物を盗ることは良いのか悪いのか、人が使っていたもので遊びたい時はどうしたら良いのかを話し合いました。
後日、誰とは言わず「オモチャがだいぶ戻ってきました。ちゃんと正直に話をしてくれた子もいました。幼稚園のオモチャは持って帰っていいの?泥棒さんはいいの?」等と全体に話しました。
今回は個人を特定せずに全体に話をしてみました。その話の翌日からこんなに戻ってくるなんてと驚きましたが、そこは素直な心に響いたのだなと思いました。
後日話をした時も善悪の確認をみんなで行い、同じことが起きないように努めました。

対応者の中での対応

個人を特定せず全体に話すことで、悪いことをしてしまった、オモチャは返さなきゃという気持ちに持っていけたことです。
その時の現場で声を掛けても良かったのですが、自分が悪いことをしてしまった自覚もしてほしかったので敢えてその策にしました。
後日オモチャが戻ってきたときにも全体で話をし、善悪を二重で伝えられたのかなと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

オモチャを持ち帰ることに関して、子どもがどう思っているのかはそれぞれだなと感じました。
悪いことと思った園児もいれば、他の人に取られたくないからと隠す意味で盗ってしまった園児、家で遊びたかったからと言う園児と様々でした。
悪気があった訳ではないけれどやはり幼稚園の物は幼稚園で使うことをしっかり伝え、泥棒さんの話を持ち出して善悪を伝えたりしました。
お店の物を勝手に持ち帰る、人の物を盗るなど今後の成長に向けても善悪は伝えていくべきだなと思いました。
悪い芽は小さいうちに摘んでおいた方が良いと言います。
伝え方は様々ですが、幼稚園と言うたくさん学びの機会があるのでうまく伝えていけたらと思います。

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