保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士男の子
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女の子
トラブルが起きた背景
Mちゃんの保護者の方より、Mちゃんが保育園の教室にて腹部にアザをつくって帰ってきた、と次の日の朝にお問い合わせがありました。
担当クラスの保育士は私を含め2人で(私以外は新人の先生)まんべんなくクラスを見ておりましたが、そのようにアザをつくってしまうような場面は全くありませんでした。
さらにMちゃんの保護者の方はクラスの他の男にやられたのではないかと疑っている様子がありました(直接的な言い方はありませんでしたが、暴力的な子がいるのではないか心配などの話の内容からこちらがくみとりました)。
保護者の方も会社に行かれる前で時間がなかったこともあり、その場では保育園にて何もなかったことをお伝えさせていただき、さらにご心配をおかけしてしまったことに対して謝罪をいたしました。
その後、事の全てを園長に報告。保護者の方がお迎えにきたタイミングで園長と私、Mちゃんの保護者と3人で落ち着いて話せる環境にてゆっくりお話しさせていただきました。
沢山話したことで保護者の方も最後には笑顔を見せてくださるまでになりました。
対応者の中での対応
Mちゃんのアザについて、日ごろから子供たちとは真摯に向き合っていたため自信をもって保育園でのけがではないと思えたところは良かったかなと思います。
またMちゃんの保護者の方の心配や不安な気持ちを理解しくみとれたことは、さらなるトラブルを防ぐ対応であったのかなと思います。
また園の責任者である園長への報告を即座にした点は、クラス内で起こっている不透明な出来事ではなく園全体として把握しているという安心感につながったのではないかと考えます。
今後同じ事例が起きた時の対処法
たとえ自分に非がない出来事だとしても保護者の方の話を否定するのではなく、その気持ちに寄り添うことができれば大きなトラブルには発展しないと思います。
保護者の方も仕事や家事育児たくさんの悩みや辛さを抱えながら日々奮闘されております。そこに少しでも寄り添う心があれば、何かトラブルがあったとしても多少のことなら目を瞑ってくださるのではないでしょうか。
誰か1人が悪いことなど世の中にはあまりないように感じます。
自分のことも相手のことも責め過ぎずに頑張ってください。