保育施設の事例
施設名: 保育園
幼稚園幼稚園教諭女の子
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男の子
トラブルが起きた背景
降園前保育室で母親の迎えを待っている時間に、自由に保育室で子どもたちは思い思いに遊んでいた。
Rくんは友だちと一緒に「あっち向いてホイ」をして遊んでいた。
違う子どもの保護者の方がお迎えに見え、私は保育室から出てテラスで降園対応をしていた。
降園対応が終わり私が保育室に入りRくんの異変に気がつく。
R君は友だちの ”あっち向いて” の指に向かって顔を近づけて目に指が入り、眼球の薄い幕を傷つけてしまった。(後程話を聞き判明)
Rくんはすぐに痛がって目を擦ってしまっていた。
擦るのをすぐに止めるよう手を掴み、眼球の観察をし傷に気がついた。
Rくんの母親もちょうど迎えに来て事情を説明、謝罪。痛がっているので眼科の受診をお願いした。しかし保育士の監督不行き届きだと言わんばかりに明らかに母親の態度が悪くなる。
相手の友だちの母親にも事情を説明し、Rくんの母親が謝罪して欲しいようであればお願いする旨を話し謝罪した。
次の日の降園時時間をとってもらい、園長も交え母親と別室で落ち着いて話をした。話を聞くと母親は息子の方から指に顔を近づけて行ったことを理解しておらず、友だちが一方的に目に指を入れたと勘違いしていたようだった。もう一度改めて謝罪すると表情も明るくなった。
眼球は目薬をさして眼帯をし1週間ほどでよくなった。
対応者の中での対応
Rくんの異変にすぐに気がつけたこと。
今後同じ事例が起きた時の対処法
危険なこと、防げることは事前に約束や環境設定をして防ぐことは可能だが、何でも危険だからと遊びや行動を制限してしまうのは子どもにとってもよくないので、もし起きてしまったら丁寧な説明をし謝罪をすることが大切だと思う。
子どもが一人一人性格が違うように、保護者の方も性格や考え方も異なるので違いを踏まえた上で対応することができるとなお良いと思う。
また可能であれば保育士の人員を増やすなどし、常に保育士がいる状態が良いと思う。その際子どもの様子等共有をしておき、同じ意識を持って子どもに接することができるようにすると良いと思う。