保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士男の子
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
Sさんは0歳児の男の子のママで専門学校生のときに妊娠、出産した。
若くしての妊娠だった為かまだ遊びたい気持ちもあるようで、休みの日には必ず子供を預け遊びに出ていた。
予定のお迎えの時間を過ぎても迎えに来ず電話もなかったり、必要なものの準備もままならないことが多かった。
始めは担当しているクラス担任が準備のお願いや遅れる際には電話を入れて欲しいこと、愛着を築く大事な時期でもあるので子どものために休みを一緒に過ごす日も作ってほしい旨なども伝えていた。「すみません」とSさんはいうもののなかなか改善に至らなかった。
対応者の中での対応
・責めるのではなく保護者の気持ちに寄り添いつつ伝えた点。
・一度に伝えるのではなく適度に間をもって伝えた点。
・特定の担任だけが話すのではなく他の職員にも軽い会話程度に話をしてもらった点。
今後同じ事例が起きた時の対処法
・若くして妊娠して出産した方々には、悪気無く子どもの育児を放棄気味にしてしまう人も多いように感じています(もちろんそうでない人もいます)。母親たちも自分の気持ちを守るための行動だと思うので、責めることは絶対にしない方がいいと思っています。責められたと感じると、余計に自分を守ろうとして子供に当たったり不安定になることが予測されるからです。受け止める会話の仕方は身に付けておきたいです。
・あとは、結果を短期的に見ないこと。長期的に保護者の変化を待つことも保育士の役割だと思いますし、結果を急ぐと保育士自身も苦しくなるので長期的に見ることは自分のためにもなると思います。