保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士女性
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
性別 女性
トラブルが起きた背景
幼稚園に勤めていた頃、4歳児を受け持っていた時のことです。
Sちゃんは極端に食べ物の好き嫌いがあるお子さんでした。
家庭では好きな食材のみが食卓に並ぶようです。
母親は大人になったら食べられるようになるから、無理に食べなくても良いという考えでした。
その為、Sちゃんも嫌いな物が給食に出ると「ママが無理して食べなくてもいいって言ってた」というのが口癖でした。
しかし、お弁当持ちの日などにはSちゃんの嫌いな物を入れて来たりと、幼稚園なら食べるのでは?という思いもあるようでした。
私の園の風潮かもしれませんが、好き嫌いがあっても、一口だけでも食べるように促すという決まりがありました。
その為、私もSちゃんには一口だけ食べてみるように声掛けをしていました。
しかしそのやり取りがSちゃんにはとてもストレスになっていたようで、それを聞いた母親から、子どもに食べなさいと無理に強要しないでほしいとクレームが入りました。
まずは心配をかけてしまった事を謝罪し、どのような願いを持って声掛けしたのかを伝えました。
食わず嫌いな物もあると思い、一口でも食べて美味しさを知ったり、色々な食材を食べられるという自信を付けてほしいと思った事を伝えました。
対応者の中での対応
すぐに謝罪した事とどのような思いを持って声掛けをしていたかを伝えられた事は良かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まずは誤解を与えてしまった事をしっかりと謝罪することが大切です。
ただ子どもの口から、「先生が嫌いなのに食べなさいっていう。」という言葉を聞くだけでは、保護者は不安な気持ちになってしまうと思います。
その為、どのような願いを持ってそう声掛けしたかを伝えられると良いと思います。
更にその場で、家庭での様子や対応を聞いたり、母親の願いなどを聞き、これから嫌いな食べ物を克服するためにどのように進めていくかを共有していけると良いと思います。