保育施設の事例
施設名: 幼稚園
幼稚園幼稚園教諭男の子
対応者
対応者 幼稚園教諭
対応者 女性
お相手
性別 女の子
トラブルが起きた背景
帰国子女のKさん、アメリカの現地の幼稚園に通っていました。両親は日本人ですが、アメリカでは、会話はすべて英語でした。
以前は日本に住んでいたので、戻ってきたということです。Kさんは、英語での生活しかしていなかったので、初めのころはすべて英語で会話してきていました。
しかし、友達と一緒に遊びたいけど、意思疎通がうまくできず、一言もしゃべらないことが続き幼稚園に行きたくないということが増えてきました。
ところが、英語の専科の先生が来られた時に、先生と楽しそうに話をしている様子を見て、子供たちの様子が変わってきたのです。先生と一緒にその子も先生になり、ほかの友達と英語を楽しむということをしました。
対応者の中での対応
日本にきて間もない子どもはとても不安だったと思います。なので、何か得意分野や楽しいことを幼稚園で、見つけてほしいと思い、今回は先生になってもらうということをしました。
いきいきとした表情はうれしく思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
その子がどうしたら、幼稚園が楽しいかと思える状況を作ることが大切です。
すると自然に幼稚園に行きたくなります。
また、友達とお互いに認めあい、友達も知っている英語を積極的に話し始めて、コミュニケーションを取り始めました。
そうすることで、日本語と英語が飛び交い、お互いお話ができるようになり、楽しく会話をすることができました。
友達と会話をし始めてから、飛躍的に日本語の取得が上がり、卒園するまでには、日本語のみでも会話を楽しめるようになりました。
意味が分からない言葉は友達に聞くようにうながしました。その友達もわかりやすいように自分の言葉で伝えるということを学ぶことができるように促しました。