保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士女性
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
性別 女の子
トラブルが起きた背景
初めて担任になった私は希望に満ち、なんでも全力で取り掛かっていました。
手作りおもちゃが得意で、段ボール工作でキッチンを完成させました。
コンロのつまみを可動式にし、指先を使えることも意識したものでした。
3歳の女の子Nちゃんが思いもよらない力でコンロのつまみをもぎ取った拍子に、顔に薄い細長いひっかき傷をつけてしまったのです。看護師さんに見ていただきましたが擦り傷はそう簡単には治らないもの。
七五三も控えているとのことで、保護者のおばあさまから大変なご注意を受けてしまいました。
お母様は寛容に謝罪を受け取ってくださったのですが、おばあさまからは「こんなことは2度とないように気を付けていただきたい」とのお叱りを1か月ほど続き、丁寧に謝罪させていただきました。
対応者の中での対応
園長先生、主任に報告し、なぜこのような結果になってしまったのか共有できたこと。
保育園の備品割ピンで作ったものでけがをさせてしまったのですが、当時経験の浅かった私には子どもの予想外の動きについて知識が足らなかったことが原因。
しかし、保育者としての伸びしろを認めてくださり、園全体で保護者、おばあさまにフォローしていただけました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
保育の現場で子どもの発達段階に応じて遊びや、作業を考えることも大事ですが、保育の現場ではより安全が求められます。私は自分の作ったおもちゃによってケガをさせてしまいましたので思慮不足、配慮不足のトラブルと思っています。
保育園の人的環境の中、思いもよらないトラブルが起こるもの。遊具や、道具についてはきめ細やかなチェック、配慮が必要です。
ケガを一切しない園生活を目指すのではなく、発達において必要のあるケガでないものについては避けなければならない。自分の作ったおもちゃ、手作りでなくとも目の前に与えるものはどんな影響を及ぼすのかよく考えておくとよいでしょう。
一人で抱え込まずなんでも先輩や延長に相談すること、責任をもっていい保育を行うプロとしては当然の事ではないかと思います。何でも一人でできると思うのはおこがましいことです。タイミングを見計らうこと、日頃から良いコミニュケーションを持っておくことが自分の為になります。先輩も必ず聞き入れてくださることでしょう。