保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士男の子
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
性別 女性
トラブルが起きた背景
登園の子どもを受け入れていると、クラスの保護者から「ちょっといいですか。」と真剣な顔つきで呼び止められました。
話にくそうにされていたので、保育室に入って話すことにしました。
保護者によると、自分の子どもが昨日「Aちゃんに消えろ、どっかいけって言われた。S先生(私自信)にも言ったけど、何もしてくれなかった。」と言ってきたと言います。
そして、「これが本当のことなら、ひどいし、それに対して相手の子に何の指導もないのはどうかと思う」と保護者は続けられました。
私は、昨日Tちゃんが「Aちゃんがなんか言ってくる」というのでその場で話を聞きに行ったが、二人とも話そっちのけで遊び始めた経緯をお伝えしました。
そして、併せて、当人二人にその件についてもう一度じっくりと話しを聞き、内容をお伝えすることを約束しました。
日中、二人を呼び話を聞いてみました。すると、二人で意地悪ごっこをしていて、お互いに言い合いごっこをしていたというのです。
Tちゃんは途中でその遊びをやめた気でいたのに、Aちゃんはまだ続けているつもりで、認識に違いがでたようでした。
そのことを保護者の方に説明すると、うちの子も悪いと笑って納得されました。こちらもしっかり見られていなくてすみませんでしたということもお伝えしました。
対応者の中での対応
保護者が話された内容に対して、肯定や否定をせず、憶測を語らず、一旦時間を置いたことがまず良かったように思います。
また、こどもたち本人にも丁寧に聞き取りをしたことで、子どもたちどうしも分かり合え、しっかりとした経緯を保護者に伝えられました。
そして、子どもの話と私の話にも相異がなかったことも信頼に繋がったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まずは、保護者の話をしっかりときくことが大切です。聞いている途中でおかしいと思う点があっても、口を挟まずに最後まで傾聴することが大切です。
そして、聞き逃した点は、しっかりと確認すること。なんとなくで話を進めてしまうと、後々余計に話がこじれてしまいます。
そして、いつ、どのようにその件について確認し、いつどのような形で結果をお伝えするのかも明確にすることで、保護者も安心し、一旦時間を置いてくださいます。
また、こどもが帰宅してから親に話す内容と、こちらが報告した内容に相異があると大きな不信感そ抱かれてしまうので、こどもと丁寧にひとつづつ時系列に沿って確認することが大切です。
こどもに聞き取りをする時には、園庭での自由遊び時間中に少し静かな所へ呼んで行うことで、こどももリラックスして話をしてくれます。