保育施設の事例
施設名: 保育園
お泊り保育で園児が不安がる事例
対応者
対応者 アルバイト
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女の子
事例・対処法の要点まとめ
お泊り保育で園児が不安になり泣いてしまった。
安心できるように声をかけ、歌をかけてお腹を優しく叩いてあげた。
起こり得る問題を想定し、あらかじめ準備しておくことが重要。
トラブルが起きた背景
「お泊り会」のある保育園での出来事です。
そもそも園児たちが喜んではしゃいで大変な「お泊り会」では問題も多く起こります。
普段以上に興奮している園児たちの気持ちを落ち着けることが大切です。
しかし夜になると「怖くなってしまう子供たち」が意外と多くいます。
日常は家庭でお母さんと一緒に寝ているのですから、急にお母さんが夜にいなくなる状態な感じです。
不安になった子供たちは先生のところに来て「先生、眠れないよ」と言ってきます。
私はそのような園児に対して「大丈夫だよ。先生が寝かせてあげるからね」と言って布団に戻らせて布団の上からポンポンとお腹のあたりを優しくたたくように手を当ててあげます。
しかし就寝時刻から2時間が過ぎた後に急に泣き出した園児がいました。
教室は騒然としました。
その女の子の園児(Nちゃん)は眠っていたところから急に起きたので、保育園のお泊り会に来ていることを忘れており「お母さんがいない。ここはどこ」と泣き出しました。
6から7人の子供が「ビックリ」して起きてしまいました。
対応者の中での対応
このような事態の後には起きてしまった子供はほとんどがそのまま寝てしまいましたが、泣いてしまったNちゃんと2人が怖くて眠れなくなりました。
保育園では、あらかじめそのような子供たちのために先生と同じ部屋で眠れるように準備をしていたところが良かったです。
なかなか泣き止まない園児に対しては「大丈夫よ。明日になればお家に帰れるからね」と言って泣き止むように15分ほど話しかけていました。
それでも起きてしまった3人は眠れないようでしたが、先生が就寝する部屋で小さな音で「夕焼け小焼け」などの歌をかけてあげて布団の上からお腹のあたりを軽くポンポンと優しくたたいてあげました。
その後には3人の園児は穏やかに眠ることができました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
私がその保育園で「園児が心地よく眠れるようにできた理由」であると思うことは、まず第一に準備が良かったことです。
費用もかけずにいつも使うものを使って園児を寝かせ付けることができたからです。このような準備がなければ園児は寝不足になってしまいます。
時として発熱の可能性さえもあります。
これでは「お泊り会」の意味がありません。
「お泊り会」が始まる前に「このような問題にはこのように対処する」というようにあらかじめ準備しておくことが重要です。
「怖くなって眠れなくなること」は「お泊り会」の一つの大きな問題ですので、対策を作っておくことが必要です。
Nちゃんはお家に帰ってからも就寝の時に「夕焼け小焼け」を小さな音でかけているようです。
とても幸せそうにお母さんが教えてくれました。
このような「喜びがある保育園」になることが保育園の事業における大切な考え方に思います。