保育施設の事例
施設名: 保育園
保育士が誤って園児の指をドアで挟んだ事例
対応者
対応者 その他
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男の子
事例・対処法の要点まとめ
保育士が誤って園児の指をドアで挟んだ
I君に謝り、傷の処置と経過観察を行い、母親にも状況を説明して謝罪した
I君の意見を聞き、自らの意思でやろうとする言葉がけをし、ドアを開けたまま見守るべきだった
トラブルが起きた背景
朝の自由遊び後、子どもたちは保育室に入り手洗いうがいなどを済ませて朝の挨拶をするために担任の前に集まりますが、I君は何度声をかけても保育室に入らず入口付近を行ったりきたりして遊んでいました。
私がさりげなくドアを閉めて自分で気が付くようにしようと思ったのですが、I君がそれに気がつき滑り込むようにして入ってきたため、その子の手の指先を挟んでしまい血豆ができました。
ドアを閉めるときに私は室内にいる子どもたちに目を向けていて、挟んだ瞬間も見ておらずI君が指を見つめているのを見て気がついた。
対応者の中での対応
すぐにI君には謝り、園長・主任に傷の状態を確認してもらい、消毒・絆創膏を貼り経過観察しました。
母親が迎えに来た際に、状況を正直に話し謝罪をした。
母親はI君にも悪いところはあったからと、その場で納得し、許してくださいました。
怪我に対しては、すぐ上司に見せ処置できたので経過は良かったが、ドアを閉めるというI君への対応は保育士としては良いものではなかったと反省しています。
ドアを閉める際もしっかりその場を見ていれば起きなかった事故なので、注意力に欠けていました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まずはI君が室内に入らない理由を聞き、話をしっかりすべきでした。
本人が納得し、やるべきことを自らの意思でやろうと思えるように言葉がけをしていくことが必要です。
自ら気がつくように様子を見るとしても、ドアを閉める必要はないので、開けた状態で見守るべきでした。