保育施設の事例

保護者が保育者に対し不信感を抱く事例

事例データ

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対応者

対応者 保育士

性別 女性

お相手

対応者

性別 女性

新卒で入社した保育園で、私は年中クラスの担任を任されました。

経験も浅く不安な中、クラスリーダーの保護者Kさんは当初とても頼りになる存在に見えました。

しかし、保護者がいつでも園の様子を見られるよう写真スライド機器を教室に置いてほしいと提案され、園全体の方針を考えて即答できず「検討します」と伝えたことで、強い不信感を持たれてしまいました。

その後もKさんから厳しい言葉を受け、関わることが辛く感じるようになりました・・・

園長の助言を受け、逃げずに向き合うことを決意し、毎日お子さんの良い姿をメモして丁寧に伝えるよう心がけました。

すると次第に関係が和らぎ、年度末には謝罪の言葉をいただきました。

この経験から、誠実なコミュニケーションの大切さを学びました。

良かった点

新卒で人が不快になるような言葉を理解しておらず、親切に提案してくれているのに「検討します」と返してしまったことを後悔しています。

まずは親切な提案に対して感謝の意を示す必要がありました。

今思い返すと、ぶっきらぼうな物の言い方にKさんを怒らせてしまうことが多々ありました。

最初の印象が悪くそこからKさんとの関係は悪化するばかりでしたが、園長の助言から子供の様子などを毎日報告することで少しずつ信頼関係を構築できたのは良かったと思います。

改善点

クラス担任をしていると話しやすい方、ちょっと苦手だなと思う方などはできて当然だと思いますが、人として合う合わないは保護者の中にもあるように思います。

しかし保育者は保護者とのコミュニケーションがとても大事です。

苦手だなと感じる保護者ほど、特に子供の園での様子を話すことを意識することが大切です。

保護者にとって子供の様子を話してくれる先生は信頼関係を構築しやすいので、できれば毎日お迎えの際には子供の良い面を中心に話をすることをお勧めします。

無理な要望に対しては、提案してくださったことにまずは感謝の意を伝え、どうしていくかは追ってお話するなどして段階を取るのが良いと思います。

先輩福祉士からのコメント

なぜこのようなことが起きるの?

新人で経験が浅い中、園全体の方針と個別の保護者対応の線引きが十分に整理できていなかったことが背景にありますね。保護者の提案を即座に判断できず「検討します」と返した意図は慎重さでしたが、感謝や共感が先に伝わらなかったことで、不信感を生んでしまいました。最初のコミュニケーションで生じたズレが、その後の関係性に影響してしまったと言えますね。

分析とアドバイスは?

保護者対応では、内容の可否よりも「気持ちをどう受け止めたか」が先に伝わることが大切ですね。特にクラスリーダーのような立場の方は責任感も強く、否定的に受け取られやすいものです。まずは共感と感謝を言葉にし、その上で園としての判断プロセスを説明する姿勢が欠かせません。苦手意識を持った保護者ほど、日常の小さな情報共有を積み重ねることが信頼回復につながりますよ。