保育施設の事例
施設名: 幼稚園
園児が他児のトイレ使用時に盗撮した事例
対応者
対応者 アルバイト
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女の子
事例・対処法の要点まとめ
園児が他児のトイレ使用時に盗撮した。
児童、保護者と話し合いを行い、同様のことが二度と起こらないように訴えた。
加害者には人の傷みが分かるように時間をかけて説明するとともに、被害者のサポートを手厚く行うことが大切。
トラブルが起きた背景
ある幼稚園にて女の子Sさんがリーダーとなり数名の女児が、別の女の子のトイレ使用中の状況をスマホで撮影していたことがありました。
撮影はトイレの上から撮っていたようで、被害者の女の子も撮影されていたことは把握していましたが、特に先生にも親にも被害を訴えていませんでした。
たまたま短期のアルバイト先で目撃した光景ではありましたが悲惨な状況に変わりはなく、すぐに園長先生に報告。
即日Sさんの保護者が来園し園長先生から状況を伝えていただくと、子供の遊びの延長で悪気はないとの一点張りでした。
しかもその間Sさん達はその撮影した動画を拡散していたようで、その事実はすぐに他の親にも知られることになりました。
その後Sさんの保護者は初めて被害者宅に行き、陳謝したということです。
対応者の中での対応
即日園長先生に報告しSさんと保護者、園長先生、私で話し合い、今後このようなことが二度と起こらないようにと強く訴えました。
未就学の携帯所持は禁止されているものの、親の管理の甘さと被害者の立場に立ってものごとを考える姿勢を見せてほしいと訴えました。
拡散した動画はその場で削除していただき、拡散されたと思われる人たちへの協力もいただき、動画がSNSなどに上がることはその後ありませんでした。
女児トイレであっても見回りは欠かさずしていたことが良かったと思います。
また女児の一人一人の表情をしっかり日ごろから確認することが大切です。
親は自分の子供を守りたい一心なので、先生もそこで手を引いてはならないと思います。
また私が短期のアルバイトスタッフだったこともあり、思い切って第3者として話に入れたことが早期解決につながったと思います。
これが長年の先生や親とつながっている先生であれば、被害者は泣き寝入りしていた可能性があると思われます。
今後同じ事例が起きた時の対処法
二度と起こらないように、加害者には人の傷みが分かるように時間をかけて説明することが大切です。
この場合被害者へのサポートが一番大事ですが、もし両者が卒園後同じ学区内の小学校に進学する場合は小学校への報告、クラスを別にしてあげてほしいと依頼するなど、必要な対応があると思います。