保育施設の事例
施設名: 認定こども園
園児が保育士にかけられた言葉で悲しい思いをした事例
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女の子
事例・対処法の要点まとめ
園児が保育士にかけられた言葉で悲しい思いをした。
悪かった点は、すぐにお片付けをしなかったHちゃんがお片付けの時間に気付いているのか気付いていないのか、まず確認せずにHちゃんが間違っていると決めつけてしまったこと、きつい言い方をしてしまったのでそのあとのフォローが足りなかったことだと思います。新年度がスタートしたばかりで信頼関係もこれから築いていくという時に私の言った一言はHちゃんにとってとても悲しかっただろうなと思います。 保護者の方に状況説明をした上で私の対応が悪かったと反省した旨を伝えたことは、保護者の方も自分の子どもが言っていたことが合っているのか確認もできるためよかったと思います。
同じような状況になった時、私はまず新年度がスタートしたばかりで気持ちに余裕がなかったところも悪かったと思っているため、指示が通っていない子どもがいたらすぐに伝えるのではなく、言おうとしていることが本当に合っているのか落ち着いて確認してから伝えると、口調もそこまできつくならなかったと思うし子どもに寄り添えたのかなと思います。 また、子どもに伝えた後その子がどういう表情をしているかも確認しておくのも大切だと思います。今回のように伝えた後、子どもがモヤモヤしていたら何かしら表情には出てくると思うのでそこで気付けたら配慮の一言も出たのではないかなと今振り返ると感じます。
トラブルが起きた背景
まだ新年度がスタートしたばかりの頃、担当クラスの園児たちとお片付けを始めた時Hちゃんは片付けをせずに遊んでいました。それを見たHちゃんの友だちは片付けをするように言いますが、Hちゃんはまだ片付けをする様子がなかったためSは「Hちゃん、間違ってるよ」と伝え、Hちゃんも片付けを始めその時は終わりました。
次の日、Hちゃんはお休みで保護者から電話がかかってきて子どもが悲しい思いをして保育園に行きたくないと言っているという内容でした。そこで、Sは主任の先生とHちゃんの保護者の方と話し合いになりました。
その時にSはまず素直に謝り、もう少し言い方を考えたらよかったこと、言った後に一言声をかけてあげればよかったと反省の旨を伝えました。
Sの言葉を聞き、Hちゃんの保護者も新年度スタートしたばかりでまだ信頼関係もできていないから今、Sが言ったような配慮がほしかったと話してくれました。主任の先生も含めて直接話し合ったことでHちゃんの保護者も「また明日からよろしくお願いします」と言ってくれました。
そして、次の日SはHちゃんに直接悲しい思いをさせてごめんねと謝りHちゃんも許してくれました。
対応者の中での対応
悪かった点は、すぐにお片付けをしなかったHちゃんがお片付けの時間に気付いているのか気付いていないのか、まず確認せずにHちゃんが間違っていると決めつけてしまったこと、きつい言い方をしてしまったのでそのあとのフォローが足りなかったことだと思います。新年度がスタートしたばかりで信頼関係もこれから築いていくという時に私の言った一言はHちゃんにとってとても悲しかっただろうなと思います。
保護者の方に状況説明をした上で私の対応が悪かったと反省した旨を伝えたことは、保護者の方も自分の子どもが言っていたことが合っているのか確認もできるためよかったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
同じような状況になった時、私はまず新年度がスタートしたばかりで気持ちに余裕がなかったところも悪かったと思っているため、指示が通っていない子どもがいたらすぐに伝えるのではなく、言おうとしていることが本当に合っているのか落ち着いて確認してから伝えると、口調もそこまできつくならなかったと思うし子どもに寄り添えたのかなと思います。
また、子どもに伝えた後その子がどういう表情をしているかも確認しておくのも大切だと思います。今回のように伝えた後、子どもがモヤモヤしていたら何かしら表情には出てくると思うのでそこで気付けたら配慮の一言も出たのではないかなと今振り返ると感じます。