保育施設の事例
施設名: 保育園
園児が転倒し怪我をしたがすぐ保護者に連絡せずクレームになった事例
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
園児が転倒し怪我をしたが、すぐ保護者に連絡せずクレームになった。
話し合いの場を設け、怪我をしたときの対応マニュアルを作成した。
小さな怪我だからと決めつけず、まずは上の先生に伝え、その後の対応を相談することが重要。
トラブルが起きた背景
職場内であった事故です。
年長組では給食後、子供達が雑巾で床拭きをするのですが、ある日床拭きをしている際にYちゃんが前のめりに転倒し右頬を強く打ってしまいました。
転倒してすぐ担任は怪我の具合を確認、頬が赤くなっていたので氷嚢で冷やしその後しばらく様子見をしました。
転けて怪我をする事もよくある為、その時すぐに保護者に連絡する事もなく、お迎えの際に怪我をした時の状況・怪我の処置についてを話し謝罪をしました。
Yちゃんのお母さんも子どもの怪我はよくある事なのでと言ってくださり、その日はそのまま降園されました。
次の日、朝からクレームの電話が入りました。
怪我をした場所が予想していたよりも酷く腫れたことについてのお怒りの声でした。
その後、園長、副園長、主任、担任、保護者で話し合いをし、怪我の時のマニュアルを見直しました。
怪我をした場所や種類によって園ではどう対応をするのか、また各家庭で怪我をした時、小さな怪我でも逐一報告すべきか、園に対応を任せて頂くかを個々で確認して対策を行いました。
上記を伝え、最終的にはYさんに納得して頂く形になりました。
対応者の中での対応
怪我に対して専門知識がないのにその場で大丈夫と決めつけてしまった事が今回の問題に繋がったと思います。
怪我の具合にもよりますが、まずは保護者に怪我をした時の様子と怪我の具合、その後の対応についてを伝えるべきでした。
今後同じ事例が起きた時の対処法
子供の怪我はよくある事ですが、小さな怪我だからと決めつけずまずは園長など上の先生に伝え、その後どうするかを話し合いましょう。
保護者によっては小さな怪我で仕事中に連絡されるのは困るという方、小さな怪我でも伝えて欲しいという方もいます。
うちの園では怪我のマニュアルを作成し、怪我をした箇所、怪我の具合によってどういう対応をするかを保護者に確認して頂き、それを見た上で小さな怪我でも報告が必要かどうかを年度始めにアンケートで聞くようにしました。