保育施設の事例

施設名: 保育園

発熱に気付かず降園させ保護者からお叱りを受けた事例

対応者

対応者

対応者 その他

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

発熱に気付かず降園させ保護者からお叱りを受けた

「先生は子供を産んだことがないから親の気持ちは分からない」と強く言われてとても落ち込みましたが最後まで真摯に向き合って対応できたのは良かったと思います。 しかし最初の電話対応でまずDさんの気持ちにしっかり寄り添えなかったことが怒りを増長させてしまった原因でした。 今の私なら「お仕事でお疲れの所ご連絡ありがとうございます。発熱に気が付かず本当に申し訳ありません。Hちゃんの様子はどうですか?」などと現在の状況や不安な気持ちに寄り添う言葉掛けを先にすると思います。 また降園時に園児一人一人をしっかり観察できていなかったことも良くなかったと考えます。

第一にこのようなトラブルを起こさないように対策するのが良いです。 私は園リュックを背負わせる時に少し身体に触れ触診で体温を確認したり、顔色を見たりしてから保護者へお渡しすることを心掛けていました。握手やハイタッチをしてさよならをするも有効な手段だと思います。 それでも気が付かないことももちろんあります。保育士さんは自分なりに一生懸命保育をしている方がほとんどで、それゆえに自分を守る発言が先に出てしまうのは私だけでは無いと思います。しかしまずは誠心誠意の謝罪と保護者の悲しい気持ちに寄り添った声掛けをして欲しいと思います。

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トラブルが起きた背景

私が保育士2年目(21歳)の5月ごろの話です。
同期の職員と2人で2歳児16人を担任していました。

4月からの新入園児であるHちゃんはまだ保育園に馴染めず、毎日泣いていることが多い子でした。
お母さんであるDさんは、初めての子育てと仕事の両立にとてもお忙しそうにしていました。

お父さんもお仕事が多忙であまり育児に関われていない中、Dさんにとって義理の母である祖母さんがお迎えに来られる日も多くありました。

ある日いつものように祖母さんとの降園後、Dさんから電話があり「発熱しているのに気付いてもらえず帰ってきた。」とお叱りの電話が掛かります。
電話対応をした私は「そうだったんですね。お昼寝後おやつもしっかり食べていたので体調の変化に気が付かず帰してしまったのかもしれません。申し訳ありません。」と状況説明をしながら謝罪しました。

するとDさんは「先生は子供を産んだことがないから親の気持ちは分からないかもしれないが、私にとっては何よりも大事な娘です。こんなことになって悲しい。」とさらに強いお叱りを受けることになりました。

その後は上司にも相談し、ひたすらに謝罪をし、Dさんの気持ちとHちゃんの体調に寄り添う事でなんとか許していただくことができたのでした。

対応者の中での対応

「先生は子供を産んだことがないから親の気持ちは分からない」と強く言われてとても落ち込みました。

ですが、最後まで真摯に向き合って対応できたのは良かったと思います。

しかし最初の電話対応でまずDさんの気持ちにしっかり寄り添えなかったことが、怒りを増長させてしまった原因でした。
今の私なら「お仕事でお疲れの所ご連絡ありがとうございます。発熱に気が付かず本当に申し訳ありません。Hちゃんの様子はどうですか?」などと、現在の状況や不安な気持ちに寄り添う言葉掛けを先にすると思います。
また、降園時に園児一人一人をしっかり観察できていなかったことも良くなかったと考えます。

今後同じ事例が起きた時の対処法

第一にこのようなトラブルを起こさないように対策するのが良いです。
私は園リュックを背負わせる時に、少し身体に触れ触診で体温を確認したり、顔色を見たりしてから保護者へお渡しすることを心掛けていました。

握手やハイタッチをしてさよならをするも有効な手段だと思います。

それでも気が付かないことももちろんあります。

保育士さんは自分なりに一生懸命保育をしている方がほとんどで、それゆえに自分を守る発言が先に出てしまうのは私だけでは無いと思います。

しかしまずは、誠心誠意の謝罪と保護者の悲しい気持ちに寄り添った声掛けをして欲しいと思います。

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