保育施設の事例

施設名: 幼稚園

園児が他児からいじめられ登園を嫌がった事例

対応者

対応者

対応者 幼稚園教諭

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女の子

事例・対処法の要点まとめ

園児が他児からいじめられ登園を嫌がった。

年中児は元々友達トラブルの多い歳です。2人の意見をしっかり聞き、年中児なりのボキャブラリーで一緒に考えたことで理解できたからこそ、相手が「いじめ」と捉える言動がなくなったのだと思います。ただ年長児までのことは考えていなかったので、少し後悔とどうなったのか未だに気になります。大型の園で一人一人をしっかり見る時間も余裕もなく、先に気付いてあげられなかったことは可哀想な経験をさせてしまったなと感じますが、話し合えば解決もできるという経験もできたので、それはそれで良かったのかもしれないと自分に言い聞かせています。これからも両者の意見をきちんと聞いて、対応できるように心掛けていこうと思いました。

その年齢の子どもなりの考え方、また考え方が幼い子もませた子もいる中で、一人一人に合わせた対応が必要になると思います。私の場合は基本的に、子どもたち自身でどうすればみんながより良く過ごせるかを考えるよう伝え、一人の意見でなくみんなで意見を出し合い、どうすれば快適にお互いが過ごせるかを話し合うようにしていました。その時幼稚園教諭や保育士が意見を言うのではなく、こうした方がいいのになと思うことでもアドバイスを極力控え、あくまで子ども自身が納得しお互いがそれで良いというなら、一度試してみようというスタイルを貫いていました。

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トラブルが起きた背景

大阪で幼稚園の年中組を担任していた頃、Tちゃんの保護者から「Nちゃんが仲間外れにしたりいじめてくるから幼稚園に行きたくない、と言っている。対応して欲しい。」という電話が入った。早速次の日Nちゃんに「Tちゃんと遊ばないの?」とそれとなく尋ねてみると、違う友達2人だけで遊びたいから一緒に遊びたくないとのことでした。NちゃんとTちゃんを呼んで、どう言われたら嫌な気持ちになるのか、どう伝えれば優しく伝わるのかを話し合いました。今はこれをしたいから終わったら遊ぶねという伝え方や、何の遊びなら一緒に遊べるかなどを考えたりと、厳しい口調で接し合うことのないように促し声を掛け、しばらくは2人の行動を注意して見ていました。後日Tちゃんの保護者からは「いじめがなくなり元気に通うようになりました。ありがとうございました。」と連絡を受けホッとしました。 ただ私はその年で退職、次の年に別の先生になり再び同じクラスになったそうです。かなり大型の園で、職員の意見を聞かずに主任が勝手にクラス配分を行う園でしたので、小学校が一緒になる2人を同じクラスにしたのだと思います。退職後たまたま行事に遊びに行った時にTちゃんの保護者から「またいじめられている」と言われましたが辞めた私にはどうすることもできず、とりあえず現担任には伝えました。その後幼稚園には出向いていないので分からないままです。

対応者の中での対応

年中児は元々友達トラブルの多い歳です。2人の意見をしっかり聞き、年中児なりのボキャブラリーで一緒に考えたことで理解できたからこそ、相手が「いじめ」と捉える言動がなくなったのだと思います。ただ年長児までのことは考えていなかったので、少し後悔とどうなったのか未だに気になります。大型の園で一人一人をしっかり見る時間も余裕もなく、先に気付いてあげられなかったことは可哀想な経験をさせてしまったなと感じますが、話し合えば解決もできるという経験もできたので、それはそれで良かったのかもしれないと自分に言い聞かせています。これからも両者の意見をきちんと聞いて、対応できるように心掛けていこうと思いました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

その年齢の子どもなりの考え方、また考え方が幼い子もませた子もいる中で、一人一人に合わせた対応が必要になると思います。私の場合は基本的に、子どもたち自身でどうすればみんながより良く過ごせるかを考えるよう伝え、一人の意見でなくみんなで意見を出し合い、どうすれば快適にお互いが過ごせるかを話し合うようにしていました。その時幼稚園教諭や保育士が意見を言うのではなく、こうした方がいいのになと思うことでもアドバイスを極力控え、あくまで子ども自身が納得しお互いがそれで良いというなら、一度試してみようというスタイルを貫いていました。

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