保育施設の事例
施設名: 保育園
園児が節分行事が原因で悪夢を見る事例
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
園児が節分行事が原因で悪夢を見たと保護者より苦情があった。
相手の言い分を最後まで聞いた上でお詫びをした。
理不尽なことを言われても、言い切るとすっきりするケースが多いので最後まで話を聞くことが重要。
トラブルが起きた背景
保育士として4歳児の担任をしていた頃、保育園で節分行事を行いました。
鬼役の先生を退治するべく、牛乳パックで作った箱に画用紙で作った豆を入れ、鬼が来ると共に鬼退治を始めました。
初めは怖がった子もいましたが、すぐに慣れて豆を拾っては投げを繰り返していました。
最後に鬼と仲直りの握手をしてその日を終えました。
それから3日ほど経った保育中のある日、あまり面識のない男性保護者から電話が掛かってくるなりいきなり「節分行事のせいで俺の子供が夜中いきなり泣いて叫ぶんやけど!どないしてくれんねん!」と怒鳴ってきました。
とりあえず怒鳴り声が落ち着いてから、園で鬼と握手していて終わったのと泣いていなかったので楽しんでいたと思っていた、ご心配おかけし申し訳ありません、と伝えました。
すると、父親側の電話の後ろから母親が「もういいって!」電話を取ったようでした。
お迎えなどで顔を合わすのはいつも母親なので、気まずいと思ったのか「失礼しました」と言うなり一方的に切られました。
その日のお迎えに母親が来たので再度謝罪をしたところ「気にしないでください」と言って降園されました。
その後、眠れなかったという報告はなかったです。
対応者の中での対応
相手が怒鳴ってきた際自分自身の思考が停止していたのもあり、怒鳴りが収まるまで聞いていました。
相手の言い分を最後まで聞いたので、相手も全部吐き出せたからか私が話す頃には少し落ち着いていたので良かったです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
どんなに理不尽な内容だと思っても、とりあえず最後まで言い分を言わせることが大切です。
言い切ってしまえばスッキリする保護者もいます。
大概いきなり怒鳴る保護者は言い分が伝わったと思うと引いていきます。
何度か対応していくと、その保護者の対応にも慣れていきます。
先生は比較的若い人が多く、保護者の方が年上のパターンが多いため、どうしても謝る立場になりやすいです。
謝ることも立派な社会経験として自分自身の糧にしていけばいいと思います。