保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士男の子

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男の子

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トラブルが起きた背景

子ども5人、保育士2人。一歳児クラス。登園後、合同で保育していた教室からクラスの部屋へ移動する際に身体が大きく力の強い他児が後ろから接触、本児が転倒してドア枠の角に額をぶつけて出血、2針縫う大ケガを負った。
私が一番近くにいたため止血、他の職員にヘルプを出して看護師と園長にその後の対応(病院受診、保護者へ連絡、引渡し)を依頼した。
ケガの程度が大きかったため保護者対応は園長がすることになり、私がパートという立場であることから直接謝罪することも話題をすることも控えるように指示があった。
その後本児と他児の保護者間で個人的なやりとりも行われてクレーム等には繋がらなかったが、日頃から子ども同士でトラブル(友達への接し方が分からず、一緒に遊びたい気持ちから手が出たり不満があると足や口が出る)を起こしがちだった他児について保護者と相談するきっかけにもなった。
また私は職員としてケガを防ぐことができなかったことを猛省し、職員間の連携について改めて考えることになった。

対応者の中での対応

私はとっさに止血をしただけで、保護者対応もその後の子どもの対応も力不足によりできない立場になった。
同じクラスの職員からも信用を失い、厳しい言葉を受けたのでこの件に関しては前向きな思いを抱けずにいる。
再発防止に努め失った信頼を取り戻そうとしている。

今後同じ事例が起きた時の対処法

部屋を移動する際は子どもが飛び出すことのないように『廊下は歩いてね』『お友達を押さない』ことを事前にしっかり言い聞かせ、角や消化器、滑りやすい場所などを目視、他の職員に声に出して共有することが大事。
ベテラン保育士がやっていることを経験の浅い保育士がやるのは間違っている。『わたしなら子ども3人見れる』『いつもできてるから大丈夫』など根拠のない予想や想像で行動をしてはいけない。
子どものケガについて完全に防ぐことはできないし、先回りして全ての危険を回避することは子どもが経験すべき危機を妨げることになる。だから起こってしまったことを後悔するよりも次に繋がる考察を続けるべき。
そして、保育士は子どもの命を守る尊い仕事であることを忘れずにいて欲しい。

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