保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士女性

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

誕生日会の時に年齢に応じた発表をするのですが、Aちゃんは大きくなったら桃太郎になりたいですと答えました。
園の方針としてみんなの前で発表する事、当日保護者の方がビデオを回していることもあり、後々周りから否定的なことを言われたりからかわれると可哀想かなと思い本人に伝えたところ、実際にある職業であるケーキ屋さんに変更し当日を迎えました。
当日の発表を聞いた保護者のAさんは、うちの子がのびのび発表することを楽しみにしていたのに、なぜはじめに思っていた桃太郎と言わせてくれなかったのかという苦情がありました。言い分としてAちゃんはたくさんのアレルギーがあるため将来なりたいと思っている職業でも諦めなければならないことがたくさんあり、誕生日会で発表したケーキ屋さんも無理であること。初めに思っていた桃太郎を言わせてあげてほしかったというものでした。
そこで保護者の話をじっくり聞きどういった思いがあるのかを、園長先生と共に聞いていきました。

対応者の中での対応

保護者からの言い分としていちばん言いたいところは、幼児期の間は自分の思いをのびのび表現させて欲しいというところと、大人の事情で押し付けてほしくなかったという気持ちを理解し、受け止め素直に謝罪したことで保護者の気持ちも少し落ち着いたように思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

確かに、子供たちは空想の中で夢を見ながら遊びや空想を楽しんでいるところがあります。
それを全否定されては嫌な気持ちになったのだろうと、私自身の考え方を改める良い機会になったと思います。
対応としてあんな方針だからだけではなく、発表の中で桃太郎になりたいといっている本当の理由に耳を傾け、事前に保護者にも相談をすれば良かったのかなと思います。その子にとって桃太郎のイメージは、誰かを助けるヒーロー的な存在であるという捉え方をしていたようです。
私自身、子供にしかわからない考え方物事の捉え方をもう少し学ばなければならないなと反省しました。このような時は言い訳をせずに素直に謝罪し、次回はどう生かしていくのかをきちんとわかってもらえるように話し合いをしなければと思いました。

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