保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士男の子

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

2歳児クラスで散歩に出かけていた日の出来事です。
園に帰る時間になったので、子どもたちを集めて並ばせていました。
Sちゃんはまだ遊びたかったようで帰りたくないと泣き始めてしまいました。気持ちの切り替えが出来ず、結局保育士がSちゃんの手を引いて連れて帰る形になりました。
Sちゃんはそのあと給食の時間になってもずっと泣き続けていました。普段から気持ちの切り替えに時間がかかる子でしたので、しばらく様子を見ていたのですが、左腕の様子がおかしいことに気が付きました。
保育士がSちゃんの左腕を触るとSちゃんはさらに強く泣き、保育士の腕を振り払いました。他の職員にも確認してもらうとSちゃんは肩の脱臼を起こしてしまっていました。すぐに保護者の方に連絡をし事情を話したうえで、かかりつけの病院へ連れて行きました。すぐに処置をしてもらい脱臼は治りました。
保護者の方によるとSちゃんはもともと肩が外れやすく、お家でも何度が同じような経験をしていたそうです。
今回は保育士が散歩から帰ろうと手を引いたことがきっかけで脱臼してしまったようです。
普段から子どもの体の状態をもっと保護者の方と共有していれば注意もできたし、早く対処できたトラブルだったと思います。

対応者の中での対応

Sちゃんの腕の様子がおかしいと感じてから上司への相談、保護者の方への連絡、その後の対応がスムーズに出来たことは良かったです。
保護者の方にけがをした時の状況を丁寧に細やかに伝えることで、けがに関して理解をしてもらうことができたので良かったです。
悪かった点は、普段から子どもの体について気にかけ保護者の方と情報を共有しておけば、今回のトラブル自体を防ぐことができたかもしれないと思います。
それから散歩から園へ帰る段階で気持ちの切り替えが難しい子には早めに帰ることを伝え、少しでも気持ちの切り替えがスムーズに出来るようにしていればけがを防ぎつつ、Sちゃんも気分よく園に帰って生活できていたかもしれないと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

子どもがけがをすると慌ててしまいがちですが、とにかく冷静に対応することが大切だと思います。
そして保護者の方にはけがをした状況を細やかに伝え、とにかく丁寧に対応することで、保育士への不信感を持たないようにしてもらうことも重要だと思います。
普段から子どもの様子に気を配り気になったことは上司や他の職員に相談したり、様子を共有したりすることで大きなトラブルに繋がらないようにすることができると思います。

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