保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士女の子

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

Tくんは隣のクラスの活発な男の子。
Tくんの担任の先生と私と補助の先生2人の4人で37人の年長児を外遊びさせていました。6月で気温も高く蒸し暑かったと思います。カラー帽子(クラスごとで色が違う帽子)を被らせ、子ども達は自由に外遊びを楽しんでいました。
Tくん達の男の子グループは鬼ごっこをしていました。園庭を楽しそうに走り回っていました。
あんなに走って…水分補給をさせなきゃね!と保育士同士で話していたその時「ゴン」と鈍い音が。Tくんが滑り台の下で転んでいました。担任の先生が駆け寄ると頭部から出血していると大慌て。私達も応急措置を手伝い直ぐに病院へ運びました。Tくんは何針か縫う事となりました。
Tくんは滑り台の下を走りくぐる際に頭を滑り台の縁にぶつけてしまった。カラー帽子は暑さからか、後ろに脱いでしまいゴムでぶら下げている状態でした。キチンと帽子を被らせていれば、たとえぶつかっても縫うまでのケガにはならなかったと思います。保護者の方も最初は少しお怒りの様子でしたが、私と担任の先生とで状況をお話ししお詫びを致しました。
又、今後の対策で滑り台の下を封鎖し、カラー帽子を被らせる事の徹底(今までも必ず被らせていましたが、子どもが脱いでしまったりしないように指導)をお約束しご理解頂けました。

対応者の中での対応

いつも通りの外遊び。私を含めた他の保育士も、見守りに対して慣れもあったと思います。
この慣れが一番の原因だと反省しました。又、帽子を被る事の意味と大切さを改めて感じ、保育士全体で防止策を話し合いました。
保護者の方に対してもきちんとお詫びをし、子ども達だけで遊ばせていたのではなく複数の保育士が見守っていたことが伝わる様に、状況を担任ともう一人の保育士(私)でお話しする事で不信感には繋がらなかったと思います。
ケガや事故は絶対に起こってはいけないと思います。起こらないようにするにはどうするべきかを保育士が常に気を配り保育をしている事を保護者の方にもお伝えした事で、今後の安心感にも繋がったのではないかと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

日頃からケガや事故防止に努め、事例や経験を話し合う事。ヒヤリハット(ヒヤリとした事、ハッとした事)を共有する事が大切だと思います。
又、外遊びの際に帽子を被る意味等、何気ない日常の動作や約束を徹底する事で防げる事故やケガも多いと思います。
とにかく少しの油断で大切な子ども達が危険にさらされたり大きな事故に繋がる事、命を預かる仕事だと言うことをしっかりと認識する機会を日常の中で持つ事で回避できる事も多いのではと思います。
慣れが一番怖い事、常に緊張感を持ち保育にあたって欲しいと思います。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ