保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士男性

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

性別 女性

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トラブルが起きた背景

途中入所して数週間のAちゃん。入所時7ヶ月だったので、家庭から哺乳瓶と粉ミルクを持参し毎日ミルクを飲んでいました。
その園では、保護者が必要な日は哺乳瓶やミルクなどを持参し、使用後は園で簡単に洗って毎日返却していました。
入所時から遅番で18時頃までは園にいたAちゃん、遅番の時間になるとみんなの荷物を重なるくらいまとめて置いていたのですが、ある日Aちゃんの哺乳瓶のセットが入った袋がカバンから落ちてしまっていたのですが、担任ではない遅番の先生は気付かずそのままカバンを返してしまいました。
担任の私もそのことを知らず、次の日出勤すると机の上に哺乳瓶の袋が…。登所時に謝罪と説明をしようと待っていたら、登所と同時に私に気付いたお母さんからお叱りを受け、まだ月齢が低いので哺乳瓶などは毎日消毒しているのにそれができなかったこと、忘れ物があったのに連絡がなかったことを責められました。
私も今朝知った事だったので、正直に現状を伝えて謝罪し、すぐに園長先生に共有しました。保護者の方の気持ちもとてもよくわかるので、次同じ失敗がないよう、遅番の先生だけでなく、職員会議でも議題にあげて事例を共有し、何かあれば些細なことでも担任に伝えること、見る先生が変わる時は漏れのないように伝達をすることを徹底するように話し合いました。
入所してすぐのことだったので、最初はAちゃんの保護者の方も保育園に対して多少不信感がありましたが、その後もこまめに連絡をし、またAちゃんの園での様子も共有したりと積極的にコミュニケーションをとるようにすると、年度末には両親揃ってお礼を伝えに来てくれ、「ほんとうにありがとうございました」と言葉をかけて頂くことができました。

対応者の中での対応

最初にお母さんに責められた時に、言い訳や取り繕うことなく、事情を正直に話した上で誠実な対応を心がけたことで、保護者にも気持ちが伝わったのだと思いました。
また、すぐに園長先生はじめ他の先生方に共有をすることで、Aちゃんだけ気をつけるのではなく、園全体として意識を変えようとすることができたのかなと思いました。
特に遅番の時間はいろいろな先生が出入りをするので、当事者の先生だけでなく、みんなで注意をしていくことが大切だと感じました。ただ、このトラブルがなければ先生同士のコミュニケーション不足に気付くこともできなかったし、より先生同士、そして保護者との関わり方やコミュニケーションについて見つめ直すきっかけになったと思います。
適当な嘘をつかずに、誠実に対応したことで、時間をかけて信頼関係を気づくことが出来て良かったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

保育園での一日はとにかく忙しく、バタバタして終わっていく日ばかりだと思います。
忘れ物や子どもの物を園でなくしてしまうなどのトラブルは必ず起きてくると思います。もしトラブルが怒った場合、責められたり怒られたりする保護者の方もいると思いますが、その場を取り繕うような嘘や言い訳、わかったフリは絶対に後からもっと大きなトラブルに発展します。
嫌だな、怖いな、怒られたくないなという気持ちも当然あると思いますが、保護者の方は保育士を信じて小さいお子さんを預けているので、ミスがあっても素直に誠実に対応することを心がけてほしいです。
最初は嫌な思いをしても、1年間一生懸命関わるうちに、子どもたちだけでなく保護者の方とも信頼関係ができ、達成感や喜びを感じることができます。くじけずにがんばってください。

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