保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園こども園保育士男性

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Nちゃんは年長クラスになってもトイレトレーニングが完了しておらず、保護者も心配しちょくちょく相談を受けていた。
最初は担任の先生と話し合い、皆と一緒にトイレに行ってみる、おむつを履いたままトイレに座ってみて少しずつトイレに慣れてみるなど対応策を話し合い実行していた。
しかしNちゃんはトイレを嫌がるため無理強いはせず勧めていたが、保護者はそれを”手を抜いている”と解釈し園長に報告。
園長も交えて話し合いの場を設け職員同士でも対応を統一し、一日一回はトイレに座るようにした。
すると次は、毎日トイレに座ることをNちゃんは「先生に無理やり座らされている」と保護者に報告。保護者はそれに激怒し市役所に「うちの子が虐待されてる」と報告した。市役所から確認の電話があり、今までの状況を話し大事にはならなかったが保護者の不満は解消されなかった。
何度も話し合いをするが話は平行線。家でのトイレトレーニングは「Nちゃんが嫌がるからなかなか出来ない」「私には相談する母を亡くしているから分からない」保育園で全てして欲しい様子だった。
保護者との話し合いの中で保育園での対応をもう一度説明。さらに保護者の方にもトイレトレーニングに協力してもらえるようお願いをした。
また送迎時に声を掛け、現状を報告や保護者の不安等を聞きコミュニケーションを多くした。
少しずつ心を開いてくれた様子で、保護者の方もトイレトレーニングに協力してくれるようになり、トイレトレーニングを完了することが出来た。
クレームに真摯に向き合い、見放さず何度も話し合った事でNちゃんも保護者の方も私達も成長できたと感じました。

対応者の中での対応

良かった店は、すぐに職員で対応を統一したこと。あそこでもし違う対応をして無理やりしていたら保護者の不満は更に増えていたと思う。
悪かった点は、クレームが怖くNちゃんとの接し方が顔色を伺うようにしてしまった事。
無意識にNちゃんにも保護者とも距離をとり、関わらないようにしてしまっていた。

今後同じ事例が起きた時の対処法

保護者とのコミュニケーションをしっかり取っておくことが良いと思います。
クレームが来て怖い・話したくないと思いますが、そこで一歩前に出て話しかけていくことで保護者との関係が深くなると思います。
また子供の対応は職員間で統一し、ひいきのない関わりを心掛けていくと良いです。
子供は敏感に感じ取るため、不安になってしまい心を閉ざしてしまうので気をつけると良いです。

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