保育施設の事例

施設名: 幼稚園

幼稚園幼稚園教諭男性

対応者

対応者

対応者 幼稚園教諭

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女の子

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トラブルが起きた背景

幼稚園の室内温水プールでのプールあそびの場面。
午前中の活動としてプールあそびを楽しんでいた。
3歳児はアームヘルパーを着用してプールあそびをするが、Nさんは活動中に催してしまいトイレに向かった。
女児の水着はワンピースタイプであるため、トイレに行くためには水から上がった後にアームヘルパーを取り外す必要があった。
Nさんが排泄を済ませたため洗体槽に浸かった後活動に戻るが、その際にこちらのミスでアームヘルパーを再度装着するのを忘れてしまった。
そのまま滑り台に向かい滑り台を滑ったNさんは溺れてしまった。
溺れているNさんの様子に、滑り台を補助して近くにいた私自身がすぐに気づいたため慌ててNさんを抱えて救出。水から上げた。
幸いNさんは無事だったが、泣いていたため落ち着くまでプールサイドから全体を見ながらNさんに付き添った。
「先生がヘルパーをつけ忘れてしまったから溺れちゃったんだよね。すごく怖かったよね。本当にごめんね。びっくりしたね。」
と謝りスキンシップをとりNさんが落ち着くまで寄り添った。
保護者も見学していたが活動中であったため謝罪に行くことができず、お迎え時も会うことができなかったため夕方主任教師をはじめ上司や各教師に事故を説明、共通理解をすませた後電話にてNさん母に当時の状況を細かく説明。深く謝罪した。教師間でも事故があったことを伝えた上で必ずヘルパー装着の確認をしてから再度入水するよう確認したことをNさん母に伝えた。後日直接お会いした際にも直接再度謝罪した。

対応者の中での対応

良かった点
・その日の保育終了後、事故があったことについて全教師が把握した。
・その場でプールあそびで教師が気をつけることについて教職員で話し合い、教師の立ち位置の確認や配慮事項などを再度共通理解した。
悪かった点
・プールあそびに保護者が見学で来ていたため、事が収まった後その場で謝った方が良かった。それができず夕方電話での謝罪となってしまった。

今後同じ事例が起きた時の対処法

まずは、楽しいプールあそびは常に命の危険と隣り合わせの活動であるということを再確認しましょう。
その上で、事故を未然に防ぐために最大限教師が配慮できることをあらかじめ確認しておきましょう。
水から上がる際は、自分が最後まで付き添えるとしても必ず他の教師にも声をかけてからにしましょう。
同様に再度入水する場合も、声をかけることで他の教師の目でも入水して大丈夫な状況であるか確認できると思います。
そうすると事故確率が下がると思います。
水から救出する際はまずは水からあげること、落ち着くまで寄り添いスキンシップをとったり怖かった思いに共感したりしながら、人間対人間のトラブルである以上かならず子ども本人にも丁重に謝罪しましょう。
その場に保護者がいらっしゃる場合は、状況が落ち着いたあとできる限りすぐに謝罪しましょう。謝罪をしたら必ずフォローを入れる。例えば保護者に事故後2回目に会った際には「先日は申し訳ありませんでした」と一言挟むようにすると良いと思います。そして次回のプール前には保護者に事故の件を経て(ここで再々度謝罪しても良いと思います)、子どもに変化はないか確認したり本人にも不安はないか確認したりするようにし、変化や不安があった場合には恐怖心を拭えるようできる限りの対応をしていくようにしましょう。

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