保育施設の事例
施設名: 幼稚園
幼稚園幼稚園教諭女性
対応者
対応者 幼稚園教諭
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
昨年秋の運動会当日のことです。
密を避けるために今回は学年ごとの開催となっていました。そのため3日間にわたり運動会開催日を設定していたのです。
予定では年長さんは初日に行うことになっていましたが、当日はあいにくの大雨。そこで日程を3日目にずらしたのです。そのような可能性があることは事前に保護者の方にお便りを配布していました。
ところが、それをきちんと読まれていなかった保護者Oさんは「今日か変更になっても明日のつもりで主人に休みをとってもらっていたのに、なぜ明後日なんですか?年長最後なのに主人が見に行けないなんて。」と電話越しに激怒されてついには泣き出す始末に。
ひとまずOさんの気持ちを汲み取り心から謝罪したうえで、これ以上日程変更はできないとお伝えし納得して頂きました。
対応者の中での対応
きちんと事前に日程変更の可能性がその3日間のなかで起きる可能性がある旨お便りには書いていましたが、運動会のお知らせの最後に黒文字で書いてあったのでそこまで読まれていない保護者がいるのだと知りました。
今後は赤文字で書いたり枠で囲ったり、目立つようにしたほうがいいと反省しました。
また3日間のうち、2日目になる可能性も3日目になる可能性もあるということを具体的に書いておけば万全だったかと思います。
お便りはアナログ的で読んでなかったり紛失したりする人もいるので、連絡アプリを使って二重にお知らせしておくのもそういったリスクを減らせるかもしれません。本来は保護者の方に落ち度があった今回の件ですが、気持ちを汲み取り謝罪することで相手の方も納得してくれたと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まずは保護者の方の気持ちをしっかりと聞いて共感し、希望通りにできなかったことに関して謝罪するくらいの低姿勢で出たほうが結果的に早くおさまります。
そのうえで、こちらとしてはきちんとお便りにその旨を書いてあったことも伝えるべきです。
お便りにその旨書かせていただきましが、わかりづらい表記となっていた可能性があるため今後は改善してまいります、という次回に向けての誠意を表すことも有効になるのではないかと感じます。