保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士女の子

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女の子

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トラブルが起きた背景

ベテラン保育士のHさんが朝、園児のお出迎えを新人保育士のSさん(23歳)と行っていたのですが、園児のご両親に呼ばれて少しその場を離れた際、SさんがHさんのクラスの両親に呼び止められ「これ、Mちゃんが昨日病院で処方されたので、お昼ご飯の時に飲ませてくれますか?」と言われ「わかりました」と受け取ってSさんのクラスに一時的に保管したのだそうです。
その後Hさんがすぐに戻ってきましたが特に何も引継ぎなどもなく、Hさんは何も知らないままお昼になりました。お昼ご飯の時間が終了しお昼寝の時間になったころ、Sさんが同じクラスのクラス担任の先生に「この薬は何?」と聞かれたことをきっかけにHさんのクラスに薬を届けに来ましたが本人にミスをした自覚は全くなく
H「違うクラスの子どもの薬を受け取ったのに何故引継ぎしなかったの!?」
S「はぁ。すいませーーん」
H「もうお昼ご飯終わっちゃったよ?どうする?」
S「お昼過ぎちゃったんで、今飲ませればいいんじゃないですか?」
H「食べ物と一緒に飲ませないと胃に負担がかかったり、食間何時間空けなきゃいけないとかあるんだよ?そんな適当なこと言っちゃダメでしょう。Mちゃんの親に電話してすいませんって謝ったうえで、今から飲ませていいか聞いてください」
S「私が電話するんですか???」
H「当たり前でしょう!」
というやり取りがありました。
結果、SがMちゃんのご両親に電話で事情を話し、無事におやつの時間に飲ませることで一件落着したそうですが、HはSの態度に新人保育士にどこまで任せたらいいのか分からなくなってしまったそうです。

対応者の中での対応

あまり感情的になってはいけないと思い毅然とした態度で対応したので、直接薬を受け取ったSさん本人がご両親に謝罪と確認の電話をしたことに関しては正しい判断だったと思います。
しかしSは園長に「H先生は自分のクラスのことなのに私に電話させたんですよ、ひどくないですか!?」と文句を言っていたそうです。(他の先生から後で聞いた)
こればかりはS先生本人の問題だと思うのですが、現在は保育士不足で受験してきた人はほとんど全員採用するくらいの人材不足なので、人間性を見極めて採用、不採用を選べるほど余裕はないのだと園長も嘆いていたそうです。
(問題のある先生は多いです)

今後同じ事例が起きた時の対処法

今回Sさん本人に謝罪と確認の電話を掛けさせたことは正しい判断だったと思います。
おそらくSは自分が「担任ではない他のクラスのことに関しては基本的に関係ない」というスタンスだったようですが、そもそも担任なのか担任ではないのかは関係なく、自分が働く園の園児というもっと広い範囲で対応しなければならないことなのに、真剣に子供と向き合おうとせず仕事に対する意欲が薄かったように感じます。
薬という命にかかわるかもしれない事項ならなおさら報告、連絡、相談はきちんとしなければなりません。
今どきの若い先生(というくくり方は本来してはいけないのでしょうけれど)は仲のいい先生以外とは極力話さず、上司と関わりたくない先生が多いようです。

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