障害者施設の事例
施設名: 地域活動支援センター
うつ病の方が仕事に不満を持ち職員に暴言を吐いた事例
対応者
対応者 生活支援員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
うつ病の方が仕事に不満を持ち職員に暴言を吐いた
施設利用者の方を職員から引き離し、問題を聞き取り
施設利用者の問題を解決できるプロを紹介する
トラブルが起きた背景
Uさんは身体障害をお持ちで、障害によってうつ病と診断され当施設を利用しました。
その際、我々が進めた自立支援プログラムへの参加について不満を持ったようで、職員に対し暴言及び暴力を振るおうとしたため、職員によってUさんを支援相談員から引き離すこととしました。
結果、Uさんの不満は仕事についての悩みであるようだということが分かり、当施設では問題解決が不可能であることから、メンタルヘルスを専門とする医療機関を紹介しました。
対応者の中での対応
対応について良かったと言える点は、施設利用者の方を職員から引き離した上で、何を問題として抱えているかを聞き取りしたこと。
結果、原因を究明したことです。
悪かった点については、施設利用者の方が障害を持っているということで、障害に関する悩みばかりを解決せねばならないと考えていた点です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
障害をお持ちの方でもお仕事をしている方は多く、仕事上のトラブルなどを抱えている人もいます。
そうした場合、障害についての悩みにプラスする形で自分の仕事や仕事上で置かれている立場について相談をしたいという方もいます。
ですがこの場合、仕事の悩みについては専門性を持っている医療機関の方が確実性があります。
施設のスタッフでは対処が難しいと判断した場合、第三者機関を頼り、施設利用者の問題を解決できるプロを紹介する方法も、良い結果につながると思います。