障害者施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
こだわりが強い利用者に嫌われていたスタッフ事例
対応者
対応者 アルバイト
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
こだわりが強い利用者に嫌われていたスタッフ
嫌われても諦めずにコミュニケーションを続け、関係が良好になった
粘り強く親身に接し、他の職員に相談しながら対応する
トラブルが起きた背景
Yさんはこだわりが強く、毎日特定の儀式を行い、好きな色・お気に入りの私物を身に付けています。
ご自身の気に入らないことや嫌なことがあると感情が抑えきれなくなり、モノをそこらじゅうに投げてしまったり自ら転倒します。
私は新人の時にYさんに嫌われてしまい、少しでも近づくとYさんの機嫌が悪くなり不穏になってしまうので困り果てていました。
そんな時社員の上司の方から、Yさんの好きなキャラクターや絵本を教えていただきました。
私はひるみながらも、Yさんの好きなものについて少しずつコミュニケーションを取るようにしました。
施設で働き始めて3年目になり、Yさんとはよく一緒に絵を描いたり折り紙を作ったりしています。
Yさんの介助にもスムーズに入りますし、Yさんから名指しで一緒に絵本を読もう、(施設内の)お散歩行こうと誘っていただけるようになりました。
Yさんが不穏になった際は寄り添いながら気持ちが落ち着くのを待ちます。
今では良い関係が築けていると思います。
対応者の中での対応
良かった点は、Yさんに対して真摯に向き合ったことです。
人と人の関係ですので気持ちが伝わったのだと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
利用者さんに対して粘り強く親身に接することです。
長年勤められている職員さんであれば、利用者さんと上手く付き合うコツを知っていると思います。
ですので、自分ではどうすることもできない場合は他の職員さんに利用者さんについて聞くのが良いと思います。
そうすればどう対応するのが理想的か、どのようなコミュニケーションを好まれるか等がわかってくると思います。
そして親身に思いやりを持って接すれば次第に必ず心を開いてくださると思います。
自分には出来ないと思わずコツコツ対策してみて欲しいです。