障害者施設の事例
施設名: 共同生活援助(グループホーム)
中度知的障害の方が他者からストーカー行為を受けた事例
対応者
対応者 生活支援員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
中度知的障害の方が他者からストーカー行為を受けた
しっかりと入居者の様子を見ていたため、変化に気づけた
利用者の変化に気づくために、 スタッフ間の引継ぎや連携が必要。問題が起きたらすぐ対応する
トラブルが起きた背景
知的障害者のグループホームに長い間入居していたJさん。
普段と変わらない作業・生活にもかかわらず、、体重が2カ月で4キロ近くも落ちて食欲もありません。
異変を感じた支援サービススタッフであるTさんがJさんの様子を見ていると、明らかに落ち着きがありません。
原因を探ってみると3カ月前に施設に入ってきたSさんが原因だでした。
JさんもSさんも男性ですが、Sさんが過剰ともいえるスキンシップをJさんに取っていて、普段の作業や生活の中でつきまとい(ストーカー)行為を行っていることが分かりました。
Jさんは軽い神経症になっていて、Sさんは別施設のグループホームへ転居されることになりました。
対応者の中での対応
対応者であるTさんが、入居者の様子をしっかり見ていたおかげで、Jさんの変化に気づくことができました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今回の事象の原因として、Sさんが以前にいた施設で同じような問題を起こしていたことが後に分かりました。
まず入居の前の注意点として、問題行動がある場合はそのことを実際に現場で働くスタッフたちに共有することが大事です。
また様子がおかしいことが分かったら即対応することも欠かせません。
知的障害者の人たちは自分の身体におかしなことがあってもそれを言葉にして打ち上げることが難しいです。
普段と違うことがあれば変化が必ず出ますし、それに対応するためにはスタッフ間の引継ぎや連携(特に日報の精度向上)が必要と感じました。