障害者施設の事例
施設名: 共同生活援助(グループホーム)
強迫性障害の方が不平等に扱われたと誤解した事例
対応者
対応者 アルバイト
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
強迫性障害の方が不平等に扱われたと誤解した。
施設職員の協力のもと誤解を解こうとしたが収まらず、他利用者を別室に移動させることになった。
必ず双方がいる場で話を聞くようにし、複数職員で対応することが重要。
トラブルが起きた背景
Aさんは人の行動に執着するタイプの人でした。
昨年私が施設で勤務していたところ、共同部屋のBさんが夜ライトをつけてほしいという提案がありました。
私はBさんと相談してライトをつけましたが、その一部がAさんに当たり眠れないとの訴えがありました。
そこで向きを変えたところ、またBさんから向きを調整してほしいという話がありライトを調整したところそれがまたAさんに当たりました。
そして私のいないところでAさんがBさんに対し向きを調整するように直接伝えたようです。
しかし私はその事情を知らないので、調整していたライトの向きと違うと思い直したところ、Aさんは激高して私に対して「Bさんをひいきしている」と苦情を述べました。
その後施設側職員に協力してもらい、Aさんの誤解を解こうとしましたが収まらず、Bさんを別の部屋に移動することになりました。
対応者の中での対応
今回は個人だけでは難しかったので施設長を含め、施設側の職員の協力を得て対応しました。
私がAさんの意見を聞けば良かったのですが、AさんはBさんには文句は言いますが施設側にはあまり言わないので、Aさんの気持ちを把握することが不十分だったと思います。
AさんとBさんのいる前で話をすべきだったと思います。
また共同部屋だったので夜間のライトについては影響のあるなしに関わらず、部屋の全員に了解をとってから進めるべきだったのではないかと今では少し反省しています。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まず双方がいる場で双方の話を整理しながら聞くことが大切だと思います。
また利用者間だけでやりとりはさせず、必ず施設の職員を間に立たせることで誤解は生まれないのではないかと思います。
相手のいない場面だと相手のことを悪く言ったり、自分だけ特別扱いしてほしいと言ったりする利用者が多いので、巻き込まれないためにも両者いる前でお話ししましょうというスタンスで臨んだ方がいいと思います。
またその後の対応のために複数の職員で対応することをお勧めします。