障害者施設の事例

施設名: 放課後等デイサービス

看護師が医療依存度の高い方の看護を拒んだ事例

対応者

対応者

対応者 看護師

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

看護師が医療依存度の高い方の看護を拒んだ。

危機管理としてデイで過ごすリスクを認識して指摘した点は、Tさんの評価できる点である。 ただSpO2の数値のみにこだわって、その時のMさんの活動力や表情、その他のバイタルサインを総合的に判断して、可能な限りデイで社会生活の一歩をお手伝いすることができないか、ある程度のリスクを覚悟してご両親と協議することができたのに、それをしなかったことはTさんの至らなかった点である。

同じようなお子様がデイの利用を考える時、1人の看護師だけでなくデイのスタッフ全員でその子のことを知り、どのような条件(体調不良のサインは?このサインがあった時はこう対応する、両親を呼ぶ、救急車を呼ぶ等)をあらかじめスタッフと両親とで擦り合わせることで、スタッフも両親も安心して利用できる状態が整うように心掛ける。また、普段から医療依存度が高いお子様に対応できるよう、講習や勉強会を行いそのための福利厚生を整えるなど、事業所全体でのフォローアップ体制を整える必要がある。

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トラブルが起きた背景

Mさんは遺伝子疾患により、呼吸器障害や循環器障害を併発しており、常に呼吸器を用いて生活している方であった。 状態の変化が起こりやすいため、常にモニターをつけて生活していた。ご両親はMさんの体調に細心の注意は払っているが、その上で社会生活に少しずつ参加させたいと考えており、その延長でのデイ利用となった。 Tさんは受け入れに際して教科書通りの対応に固執しており、SpO2が常に90%を下回っているMさんを外に出すべきではないと考え、Mさんの看護を拒んでしまいトラブルとなった。 協議の末TさんはMさんの看護にはつかず、別の看護師が対応できる日のみMさんはデイを利用することとなった。

対応者の中での対応

危機管理としてデイで過ごすリスクを認識して指摘した点は、Tさんの評価できる点である。 ただSpO2の数値のみにこだわって、その時のMさんの活動力や表情、その他のバイタルサインを総合的に判断して、可能な限りデイで社会生活の一歩をお手伝いすることができないか、ある程度のリスクを覚悟してご両親と協議することができたのに、それをしなかったことはTさんの至らなかった点である。

今後同じ事例が起きた時の対処法

同じようなお子様がデイの利用を考える時、1人の看護師だけでなくデイのスタッフ全員でその子のことを知り、どのような条件(体調不良のサインは?このサインがあった時はこう対応する、両親を呼ぶ、救急車を呼ぶ等)をあらかじめスタッフと両親とで擦り合わせることで、スタッフも両親も安心して利用できる状態が整うように心掛ける。また、普段から医療依存度が高いお子様に対応できるよう、講習や勉強会を行いそのための福利厚生を整えるなど、事業所全体でのフォローアップ体制を整える必要がある。

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