障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援B型
聴覚障害の方が指示が理解出来ず攻撃的になる事例
対応者
対応者 作業(職業)指導員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
聴覚障害の方が指示が理解できず攻撃的になる
他利用者を攻撃したため引き離し
事前に、指導員やスタッフの指示を無視するようであれば施設利用を中止せざるを得ない状況であることを告げる、など
トラブルが起きた背景
Hさんは聴覚及び不安障害をお持ちの方で、本来は補聴器が必要な方です。
Hさんは当時補聴器をつけ忘れており、そのことを指摘した職員に対して攻撃的になるため、補聴器無しで作業をお願いしていました。
ですが、補聴器が無いHさんには、指導員の指示及び、共同作業する施設利用者の声が届きませんでした。
結果、攻撃的になり、施設利用者の一人を攻撃してしまいました。
なお、施設利用者の方を攻撃したHさんについてはすぐさま暴力行為を抑え、攻撃を受けた人物から引き離しました。
対応者の中での対応
今回のケースは、見守りにおける監視が甘かったというのが問題です。
すぐさまにHさんを他者から引き離したというのは評価できますが、攻撃を加えた後で他利用者から引き離したのは、Hさんに対しての監視が甘かったとしか言えないです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
作業所の場合、施設の利用を断るのは、問題行動を起こしてからとするケースが多いです。
なので、問題行動が起きてから対処するという方法を変えない限り、被害者が出てから対応ということになるのです。
この場合、事前に、指導員やスタッフの指示を無視するようであれば施設利用を中止せざるを得ない状況であることを告げる、などの対策があれば今回のような第3者が攻撃を受けてしまい、不愉快な思いや怖い思いをすることはなかったと思います。