障害者施設の事例
施設名: 特別支援学校
自閉スペクトラム症の方に時間のこだわりがある事例
対応者
対応者 特別支援学校教員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
自閉スペクトラム症の方に時間のこだわりがあり、うまく勉強を終わることができなかった。
模型の時計やアラームを使って支度をし、素直に終われるようになった。
一人ひとりに合った支援をめげずに探し続けることが重要。
トラブルが起きた背景
Yさんは時間へのこだわりが強く、小学生の時に染み付いた時間軸で行動していてある一定時間に達しないと勉強を終わりませんでした。
支援学校の中学部に入学すると通っていた小学校とは休み時間、給食の時間は全く違うのでとても戸惑っていたようです。
初めは何があっても勉強を終えようとはしませんでしたが、模型の時計やタブレットのアラームなどを使って支度した結果、中学部の時間割を受け入れて素直に終われることができるようになりました。
対応者の中での対応
良かった点は、周りの教員と知恵を出し合い協力できたことです。
しかし、初めはYさんがパニックになってしまうこともあったので、もう少し時間をかけてあげても良かったかもしれないと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
中学部の1年生になると誰もが通る道だと思います。
初めは大変かもしれませんが必ず慣れる時がきます。
その子に合った支援も必ずありますのでめげずに探し続けてあげてください。
最近ではタブレットに触れるだけで優越感に浸って嫌がらず活動を終えられる生徒が多くなったように感じます。
その子の好きなものと掛け合わせて使ってあげてください。(アラームが鳴ると好きなキャラが出てくるように設定するなど)
それが一度できたら高等部に進学する時もその生徒がとても楽になると思います。