障害者施設の事例
施設名: 共同生活援助(グループホーム)
軽度知的障害の方が持っているお金を全額使う事例
対応者
対応者 介護福祉士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
軽度知的障害の方が散髪のために渡したお金を全額使ってしまった。
散髪されていないことに気付き、お金の使い道を確認した。お金を持って出かける時は職員が付き添うようにした。
お金を渡すときは、一緒に使い道の確認や買い物の個数を確かめてから渡すように徹底することが重要。
トラブルが起きた背景
Yさんは知的障害をお持ちの男性です。
血糖値が高く医者からも注意されているので、日々の食事量や内容に気を使いながら過ごしていただいています。
ある時「今日は床屋に行きたいから5000円欲しい」と言われ、金銭管理は職員が行っているので預かっているお金の中から5000円お渡ししました。
その日の夕方、どう見ても散髪されたように見えないYさんに声をかけると「床屋に行く途中、通りがかった商店でカップラーメン、お菓子、アイスを買ってお金を使ってしまった」と。
普段から1人で出歩く方でしたが、それ以降お金を持って出かける時は職員が付き添うようにしています。
対応者の中での対応
その日のうちに散髪されていないことに気付き、お金の使い道が確認できたことは良かったと思います。
5000円という大金を簡単に渡して1人で行かせてしまったことは反省すべきだと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
利用者様によく見られるのが「持っているお金を全額使ってしまうこと」です。
日頃から少ないお小遣いでガマンしていることも多々あるとは思うのですが、お金を残しておいて次に使おうと考えられる方は少なくギリギリまでその日のうちに使ってしまいます。
買い物や床屋を希望されお金を渡す場面はよくありますが、それが利用者様のお金だったとしても、もう一度一緒に使い道の確認や買い物の個数を確かめてから渡すように徹底しました。
手がある時は同行するようにもしています。