障害者施設の事例

施設名: 就労継続支援B型

重度知的障害の方が他利用者に掴みかかり怒らせた事例

対応者

対応者

対応者 サービス管理責任者

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

重度知的障害の方が他利用者に掴みかかり怒らせた

怒った他利用者が施設外に逃走

ことが大きくなる前に介入する、アセスメントや支援方法の構築をしっかり行う。

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トラブルが起きた背景

利用者Tさんですが、日常的に特定の利用者の方にこだわることがあり、相手の対応の仕方次第では興奮して掴みかかるというトラブルが頻繁にみられている。
Tさんはその方と握手もしくは少し体に触れると落ち着く。

今回のトラブルでも同様のこだわりがあった。
ただ、今回は相手の利用者が作業部屋に逃げ、中からドアの鍵をかけた。
Tさんはドアを壊す勢いで大興奮しており、それを見た相手の利用者の方もさらに部屋に立てこもってしまった。
職員3名でTさんを止め、相手の利用者の方を説得し部屋から出てきたが、Tさんの興奮がすごく相手の利用者の方に掴みかかりにいってしまった。
その瞬間相手の方が激怒しTさんを殴ってしまい職員もつい「殴るのはダメだ」と叫んでしまい「俺は悪くねえ」と叫びその場から離れた。

Tさんを落ち着かせる為対応したところ、相手の利用者がおらず、車で探した所事業所から300メートル程離れた所で見つけている。

戻るように説得したがなかなか説得に応じなかった為、普段から信頼のあつい職員にお願いし何とか落ち着いて事業所に戻りトラブルは解決している。

対応者の中での対応

まずは、こだわりが大きくなる前に相手の利用者の方との仲介に入れば良かった。
何故その方へこだわるのか原因不明の為、アセスメントをもっとしっかり行い原因の追求やそうならない為の支援方法の確立が必要。

相手の方との意思疎通をもっとしっかりするべきだった。
結果としてTさんは大興奮、相手の方は施設外に行ってしまったがすぐに事務所にいる職員全員で対応し、チームで支援するようにし対応した。

その後職員会議にかけて、対応方法について検討する会議の場を設けた。


相手の方へつい殴るのはダメと叫んでしまい相手を怒らせてしまった。
もっと冷静な声掛けが必要だった。

今後同じ事例が起きた時の対処法

まずは日常生活において、興奮する前に表情の変化や相手に向ける視線がかわるので、サインを見逃さず大きくなる前に介入する。
あくまでもTさんが悪いので、相手の方のプライドを傷付けないようにする。
そもそもこうならないように、アセスメントや支援方法の構築をしっかり行う。

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