障害者施設の事例
施設名: 施設入所支援
重度知的障害の方が他者との関わりで体調を崩した事例
対応者
対応者 介護福祉士
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
重度知的障害の方が他利用者との関わりで体調を崩した。
初めの頃はN.Tさんは安定して生活できるようになるのか不安でしたが生活介護事業の職員や世話人(キーパー)と連携を図って協力し合っていきました。徐々に二人の利用者さんも落ち着いて生活できるようになってきたのが良かったです。
生活介護事業に通所している頃から「1日中寝る」という不安定な姿に対しての個別支援計画が充実していなかったのがいけなかったと思います。もっと家族との連携も深めながらN.Tさんの家の様子など聞いたりして、ショートステイ事業のサービスを受けるなど社会資源を使えば良かったのではないかと思います。人が不足している業界なので、全ての障害者に言える事は自立度を高めていかないと福祉サービスを受ける事が困難な時代になってきています。
トラブルが起きた背景
2013年の春頃、家族が「N.Tさんとの生活がしんどい。」との訴えがあって当時の中間管理職がグループホームへの入居を行いました。N.Tさんは日中は生活介護事業所に通所しています。主に軽作業をしているのですが1日中寝ていたりして作業に取り組めない事がありました。お家の生活でも度々パニックになって暴れる事があったそうです。グループホームでの生活も寝る事ができなかったり暴れて物を壊したりして世話人(キーパー)もお手上げでした。そんな状況が続く中、グループホームに入居していた別の利用者さんも体調を崩すことになります。別の利用者さんは祝日は実家に帰省するのですが、利用者さんの不安定な姿から家族がN.Tさんの家族にグループホームから「出ていけ」ともめる事になりました。グループホーム職員は体調を崩された利用者さんとN.Tさんが安定して暮らしていけるように尽力していくとの度々の面談を重ねて少しずつお2人の利用者さんは安定して暮らせるようになりました。
対応者の中での対応
初めの頃はN.Tさんは安定して生活できるようになるのか不安でしたが生活介護事業の職員や世話人(キーパー)と連携を図って協力し合っていきました。徐々に二人の利用者さんも落ち着いて生活できるようになってきたのが良かったです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
生活介護事業に通所している頃から「1日中寝る」という不安定な姿に対しての個別支援計画が充実していなかったのがいけなかったと思います。もっと家族との連携も深めながらN.Tさんの家の様子など聞いたりして、ショートステイ事業のサービスを受けるなど社会資源を使えば良かったのではないかと思います。人が不足している業界なので、全ての障害者に言える事は自立度を高めていかないと福祉サービスを受ける事が困難な時代になってきています。