障害者施設の事例

施設名: 施設入所支援

重度知的障害の方のこだわりが職員の対応によって増えた事例

対応者

対応者

対応者 生活支援員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

重度知的障害の方のこだわりが職員の対応によって増えてしまった。

様々な声掛けをするなど工夫したが上手くいかず、腕を噛まれてしまった。

こだわりが増えてしまう前に職員を交代し、対応の内容を変えることが必要。

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トラブルが起きた背景

重度知的障害をお持ちのN様は自閉症の確定診断はありませんでしたが、自閉症の方と同じような細かなこだわりをお持ちでした。

例えば、本人が廊下の階段を上るときは窓の鍵は全て施錠されていないと動けません。

しかし、そのこだわりは常にあるわけではなく、いわゆる「試し行為」の場面もあり、特に新人職員が対応する時にはこだわりの場面が増えることが多いです

最後に食堂から出るときも、ご本人の細かなこだわりが、新人職員であった私の対応によりどんどん増え、階段途中の踊り場でうずくまってしまいました

ご本人へ様々な声掛けをし、お好きなパズルや新聞を使って誘導しましたが上手くいかず、最終的には腕を噛まれてしまいました

対応者の中での対応

声掛けを頻回にすることでご本人が頑なになってしまったので、もう少し早く気持ちを切り替えられるように職員を交代して対応すれば良かったと思いました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

試し行為だけでなく、ご利用者様の反応や対応に困った時にはとにかく1人で抱え込まず必ず誰かに相談して欲しいと思います。

私の場合はご利用者様の試し行為に他の職員が呼応する形で嫌がらせを受けることがありました。

今思えば、ご本人はそのような私の立場も分かった上でそういった行動をされていたんだなと感じております。

こだわりが増えてしまう前に職員を交代し、対応の内容を変えることは必要だと思っています。

ご利用者様が傷付かないようにするには、職員が守られることも重要であると働いている人が肝に銘じることが必要だと思います。

新人職員は特に様々な反応を受けるかと思います。職員を守ることがご利用者様を守ることにも繋がると、もっと広く知られて欲しいと思っています。

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