障害者施設の事例

施設名: 共同生活援助(グループホーム)

ヘルパーが移動支援で数時間駅で座って過ごした事例

対応者

対応者

対応者 世話人

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

ヘルパーが移動支援で数時間駅のベンチに座ったままだった

移動支援事業所に事実確認し、本人に事情を聴取

今回の事例は休日に起きていたが、可能な範囲で事実確認をしたり再発防止に努めるよう動くことができた

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トラブルが起きた背景

Oさんは私が勤めている法人の生活介護を利用されており、グループホームに住まわれています。

ある日、Oさんがいつものように移動支援へお出かけに行かれました。
日曜日は移動支援を利用し休日を楽しまれています。

Oさん以外にも住まわれる数名が個々に移動支援を利用したり、1人でお出かけ出来る方は1人で出かけられました。

その後各々の帰宅時間となったのですが、先に帰宅されたAさんから、耳を疑うことを聞きました。

なんとOさんは移動支援で最寄りの駅まで出掛けた後、ヘルパーさんと駅のベンチに座って過ごしていたとのこと。
Aさんが駅周辺を散策し何度か近くを通りがかった際もずっと座っていたとのこと。
数時間経った帰宅の際も座って過ごしていたようです。

本当はショッピングモールへ行き、ウインドウショッピングをしたりフードコートでご飯を食べたりするのが好きな方ですが、外に出てお出かけという事だけでも嬉しかったようで、今まで不満は言ってきませんでした。

直ぐに移動支援事業所へ事実確認をすると、非を認められ謝罪がありました。

対応者の中での対応

毎回、休日外出については楽しかったという感想を聞くだけになっており、どこで何をしたかまでの詳細を聞いてあげられなかった部分もありました。

また、移動支援事業所への報告も他の入居者さん(Aさん)からの指摘であり、真意は確実なものではありませんでした。
それでも、それぞれを家族だと思って共同生活を送っている方が困っていることに疑問を持って伝えてくれた、Aさんの気持ちを尊重出来ました。

本人への聞き取りもしましたが曖昧なことが多かったので、ガイドさんもそこを(Oさんとの外出でどこに行こうが、本人が曖昧にしか答えない為にどういう過ごし方をしても構わない)分かった上でしていたんだろうなと感じました

 

 

 

今後同じ事例が起きた時の対処法

生活介護共同生活援助(グループホーム)は法人、住まう方の障害区分、障害の種類、性格や障害特性によって、ルーティンが変わってきます。

当法人のグループホームでは入浴支援や食事介助はもちろんですが、移動支援事業所とのやり取りもしています。
個人の休日をいかに充実したものにするのか、というところも大切な仕事となります。

今回の事例は休日に起きており、職員も休みで見えない部分が多い中での話でした。
が、職員が見ていない、分からないで済ます訳ではなく、可能な範囲で事実確認をしたり再発防止に努めるよう動く事が出来ました

常に入居者さんの住まう場がよりよい場所になるよう今後も努めていきたいと考えております。

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