障害者施設の事例
施設名: 就労移行支援
中度知的障害の方が強め口調での指摘で泣く事例
対応者
対応者 ボランティアその他
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
中度知的障害の方が強め口調での指摘で泣いてしまった。
必ずしも強く注意することが相手のためになるわけではないと、考えを改めた。
相手を見て対応を変えるということが場合によっては必要。
トラブルが起きた背景
おとなしいYさんへの接し方は難しい面があり、朝の挨拶をしないことから「挨拶はしなきゃだめでしょ?」と母親のつもりで叱ってしまい、泣かせてしまいました。
とてもおとなしい性格の方で、受け答えの声も小さく主体的な行動も見られません。
受け身的にこうする時間だよと教えることにより行動できるので、いつも促す必要があります。
Yさんは挨拶をいつもしませんが、社会に出たら挨拶は必要なので、今回強めの口調で注意したところ声を押し殺して泣いていました。
対応者の中での対応
悪いことは言わないとわからないという考え方を持っていたのですが、今回の件で、考え方を改めるようになりました。
おとなしい人や静かな人に対しては、声をかけ続けることで変化を期待した方が良かったと反省しました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
人によって対応を変えることに偏見を抱く人もいますが、相手を見て対応を変えるということが場合によっては必要なことも多いはずです。
私の経験から、男性やある程度の年齢、おとなしい人にはしつこく叱らない、責めないでこちらから毎回挨拶を行うようにしています。
心を開くと挨拶をしてくれる人もいます。いつもオープンハートでいることにより、相手も自然と心を開いてくれることもあります。