障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援B型
依存症の方が職員の所持品をタバコと誤認し暴れた事例
対応者
対応者 作業(職業)指導員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
依存症の方が職員の所持品をタバコと誤認し暴れた。
良かった点は、すぐさまFさんを取り押さえることに成功した点と、合同で作業する施設利用者に被害が出なかった点です。一方で依存症の人物に関しては、合同作業を行うタイミングをもう少し注意深く見守る必要があるように感じ取れ、早々に合同作業が可能であると判断したのは早計だったと言えます。
依存症の方はいついかなる時にスイッチが入り、依存している物を強く求めるかが分からないです。その上で施設側は暴れる可能性について考え、拘束可能な環境下を整えている必要もあり、安全に暴れる人物だけを取り押さえるように訓練をするなど、施設利用者の安全を守る訓練を実施することが重要に思えます。どんなに拘束する道具が優れていても、いざ使えませんでは話にならず、いつでも拘束器具を使える状況下で指導をする環境を整えることが重要です。
トラブルが起きた背景
Fさんは重度のタバコに依存している方で、社会復帰という形で当施設を利用していました。当日は数名の職員がFさんをはじめ軽作業の指導を行っており、指導者である私を含めてのスタッフは指導に当たった施設利用者の方の様子を、ボールペンを使い紙面の媒体に記録を残していた最中、Fさんに最も近い指導スタッフをFさんが襲うという事態になりました。どうやらFさんは、ボールペンをタバコと認識したようでタバコを吸いたいが故、施設職員を攻撃するという事態になり、Fさんを拘束することになりました。
対応者の中での対応
良かった点は、すぐさまFさんを取り押さえることに成功した点と、合同で作業する施設利用者に被害が出なかった点です。一方で依存症の人物に関しては、合同作業を行うタイミングをもう少し注意深く見守る必要があるように感じ取れ、早々に合同作業が可能であると判断したのは早計だったと言えます。
今後同じ事例が起きた時の対処法
依存症の方はいついかなる時にスイッチが入り、依存している物を強く求めるかが分からないです。その上で施設側は暴れる可能性について考え、拘束可能な環境下を整えている必要もあり、安全に暴れる人物だけを取り押さえるように訓練をするなど、施設利用者の安全を守る訓練を実施することが重要に思えます。どんなに拘束する道具が優れていても、いざ使えませんでは話にならず、いつでも拘束器具を使える状況下で指導をする環境を整えることが重要です。